Eisele Vineyard Sauvignon Blanc 2015
アイズリー・ヴィンヤード ソーヴィニヨン・ブラン

アイズリーヴィンヤードはとても好きな畑でございます。 カベルネのイメージが強いですが、今はもうなかなか頂くことはできません。 特にアローホ夫妻のアイズリーは格別でございました。もう小職の手持ちは1本もなくこれからアローホ夫妻のアイズリーヴィンヤードをいただけるかどうかはわかりません。 今回はフランソワ・ピノー買収後のソーヴィニョン・ブランをグラスで頂きました。 あの頃の感動はそこにあるのでしょうか。 ペールイエローの外観。 フワっと香る草原とグレープフルーツ。 フレッシュな柑橘の中にどこか、鉄分や汗、篭った体育館のようなニュアンスを感じる。 白桃は杏仁豆腐の露、甘く熟した蜜のニュアンスが濃い。 味わいはまだ閉じている。 酸味は強く、粘性は中庸。ドライでシャープ。ハーブを強く感じ、香り以上に清涼感がある。はやりどこか、アホロウの時代とは異なる味わい。ライムのアフターは長く舌に残り続ける。 良く出来てます。 気のせいでしょうか。何となくですがやはりアローホ時代との異なりを感じます。 いえ、もしかしたら小職は違うところを発見しようとしているだけなのかもしれません。 世の中変わらないものはございません。 ワインもテロワールも仕事も友人関係も全て変化していくように思えます。 もっと上手く変化の波を泳がねば。 ワイン好きになれて本当に良かった。 夢中になれるものがあるというのは幸せなことだと思えます。