Eisele Vineyard Cabernet Sauvignon 1996
アイズリー・ヴィンヤード カベルネ・ソーヴィニヨン

珍しくカリフォルニアワインを飲んで見ました。ボルドーのようなワイン。フランスがカリフォルニアに負ける理由がわかる。素晴らしい熟成香とフルーツの香り。

週末のルージュ第二弾は自家熟成中のアローホ・エステート・カベルネ・ソーヴィニヨン・アイズリー・ヴィンヤード・ナパ・ヴァレー1996年を頂きました。 今は無きアローホ・エステート。アイズリー・ヴィンヤードはジョセフ・フェルプス時代から素晴らしい畑として知られておりましたが、アローホ夫妻がその名声をより高いものにしたと思います。 少しオレンジ掛かった濃い目の綺麗なルビー色。 コルクは下半分ボロボロでしたが、開いた瞬間に甘いブルーベリーやブラック・チェリーのアロマが広がります。杉林にシガー、全くオーキーでは無い、綺麗に澄んだ黒果実に少しのメンソールも感じます。 素晴らしくシルキーなテクスチャーで、ダーク・キャラメルやミネラリーなフルーツを感じ、角が取れかかったタンニンに、少しヒートを感じる長い余韻。ミネラル感もしっかりとしていて、コーヒー香る後味へと。 甘く美しい果実は、とても品の良いカリフォルニアで、カルト系の中でもどちらかと言いますとクラレットに近いキャラクターでしょうか。 正しくシームレスなシルクの様なカベルネで、とても完成度の高い流石のカルト・ワインでした。