1993年にマルク・テンペにより設立。ドメーヌは、アルザスの中心部から7kmほど離れたツェレンベェルグ村にあり、降雨量が少なく乾燥したブドウ栽培に適した地域である。設立してすぐにビオロジックによる栽培を始め、エコセール認証を取得し、1993年から1995年の間は協同組合にブドウを販売していた。1996年よりビオディナミに転向し、テロワールを活かす為に、ブドウの樹が自ら育つ手伝い以外は何もしない。醸造の際も、除梗や房選りをせずに、5、6時間かけてゆっくりとプレスしていく。どのワインも全て自然のままに発酵させ、大樽で仕込み、シュール・リーで最低2年間寝かせた後に瓶詰めを行っている。2002年から「ドメーヌ・ド・クルビサック 」を南仏ミネルヴァアに立ち上げ、赤ワイン造りにも力を入れている。