Didier Grappe Les Insouciantes Côtes du Jura
デディエ・グラップ レザンスーシアント コート・デュ・ジュラ

『No.357 ロマンティックなのんき者』 先日から体調を崩して、自宅療養中だった娘が昨日から保育園に復帰と相成った。なんだかんだいって元気が一番なんだよなぁ。よく頑張った娘よ！そして必死に看病した妻にほんと感謝！本来なら僕が夕飯作らなきゃいけないのに、今夜は妻が作ってくれた。ほんとありがとう！ そんな今夜の夕飯は… ・酢豚 ・あんかけ豆腐 ・アボカドとタコとトマトのサラダ ・ご飯と味噌汁(茄子とエリンギ) 久々に酢豚だ！嬉しいな。そして今夜はフランスのディディエ・グラップのレ・ザンスシアント2015をお供に。以前から気になっていたディディエ・グラップ。先日ようやく手に入れて、今回はこちらを。 ・ピノ・ノワール50％ ・プールサール15％ ・トゥルソー15％ ・シャルドネ20％ うーん、なんかおもしろげで美味しそうな配分。ロゼか？ってくらいの儚げな色合い。そして香りの方から…ふーむ、うっすらと、でも一本筋の通ったようなスモモのような果実の香り。そして梅っぽい香りも。そして一口…ん？ングワァーッ！あら、美味しい。体にジワーッと浸み込むようなピュアな液体感。 味わいも、いわゆる薄旨系な感じだが、じゅんわりな出汁感、気持ちよい酸味と果実味。少しだけ感じる紅茶的なニュアンスと土っぽさ。複雑に入り乱れてるようでいて、しかしながらどこかきれいにまとまってる具合。そして儚げに口の中から消えていく飲み味。いいなぁ。なんてロマンティックな味わいなんだ！そして儚く消えていく味わいを思い出したくなり、もう一口もう一口…と所望してしまう。のんき者という意味の名前だそうだが、こんなロマンティックなのんき者はいないって！ ちなみに酢豚やあんかけ豆腐にばっちりな相性。また飲みたいなぁ。忘れられないなぁ…あののんき者が！

淡いくすんだピンク色。ナチュールらしい、スモモ、梅、甘酸っぱい香り。柔らかい口当たり。味わいは甘酸っぱい赤い果実、薄いけれどしみじみとした旨味がある。スルスル飲めて、ほっと出来るワイン。 品種 ピノ・ノワール、シャルドネ、プールサール、トルゥソー

ヴァンナチュール

赤 フランス映画に出てくる女の子みたいな。消え入りそうな儚さと、しかしそこにある芯のつよさ。