味わい |
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香り |
ワイン名 | Chehalem Ridgecrest Vineyards Gamay Noir |
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生産地 | USA > Oregon > Ribbon Ridge |
生産者 | |
品種 | Gamay (ガメイ) |
スタイル | Red Wine |
2017/11/10
(2011)
CHEHALEM RIDGECREST VINYARDS GAMEY NOIR 2011 チュヘイラム リッジクレストヴィンヤーズ ガメイ ノワール 2011 AVAはRIBBON RIDGE(リボンリッジ) ボジョレーヌーヴォーの時期に美味しいガメイを飲もうと思って買っておいた期待の一本。 グラスに注いだ1stインプレッションのアロマは、その美しいルビーの外観と合わせて「これは本当にガメイか?」と思わせるもの。非常にコンディションが良く、フレッシュさと熟成感を併せ持ったPNに感じるものと同じニュアンスが伝わってきたからだ。 口に含んでみるとその早合点な焦燥感はやや治まり、なるほどこれはGMなのだなと理解出来る。少々野暮ったい土臭さ、カジュアルな酸味が品種のティピシテを主張してくる、が。 シングルヴィンヤードのGMは無いわけではないが、全体から見れば極めて稀なことは間違いない。テロワールの優秀さということも当然あるだろうが、関わる人々の丁寧さを期待出来るのがシングルヴィンヤードの良いところ。このワインも葡萄の健全さ、醸造の細やかさを感じる出来。オレゴンの2011は、難しいヴィンテージであることは間違いないが、その反面冷涼感が際立ち、抑制の効いたオレゴンらしい年であることも間違いない。 検索してもいまだにこのヴィンテージしかヒットしないところを見ると、あまりの売れ行きの悪さにインポーターが音を上げたワインの1つなのだろう。実勢価格¥4500ほどのブランドイメージ皆無の産地のGMなど売れないのは理解出来る。けれどもこの素晴らしいワインが理解されないというのも少々寂しさを感じるのも正直なところ。 試行錯誤をしてみたが、このワインの楽しみ方としてオススメなのは、とにかくアロマを楽しむこと。口に含む前にさんざん香りを嗅ぎまくって、もういいだろうというタイミングで口に含み、またグラスから香りを嗅ぎまくる。 酸味が好きな方は口の広いグラスで、酸味を抑えたい方は口の狭めなグラスで。 僕個人としては1番バランスが良かったのはリーデルヴィノムエクストララージ。オレゴンPNの専用器だが、ワインを選ぶ少々気難しいグラス。今回はこれが一番フィットした。