モンターニュ・ド・ランス地区ブジィー村にて3世紀前からシャンパーニュ造りを始めていた一族の歴史を引き継いで、1930年に創設された家族経営のレコルタン・マニピュラン。現在、グラン・クリュを主とした自社畑で栽培されたブドウのみからシャンパーニュを生産する。高品質なシャンパーニュを造る為にブドウ栽培と醸造行程を重要なステップと考え、リュット・レゾネ(減農薬栽培)を採用。除草剤は使わず、太陽光エネルギーや雨水を利用するなどサスティナブル農法に努めている。収穫後は、温度制御付きのタンクを用いて18~20℃で10日に渡り発酵させた後、醸造家の厳しい監視の下、ヴィンテージやキュヴェの個性を尊重したアッサンブラージュを行う。現当主のデルフィーヌ・ヴェッセルの下、商売を広げることよりも理想的なシャンパーニュ造りを目指す造り手。