Ch. Leret Monpezat
シャトー・ルレ モンプーザ

シャトー ルレ モンペザ 2014 カオール 「シャトー」が付くけど恒例のボルドーではありません。 お手頃価格のカオールを発見、ワイン飲み始めの頃はボルドーに近い味わいということで「ラグレゼット」とかを何度か飲んだなあ…と思い出しつつ購入。 カオールを飲むのは5年ぶり（家でじっくり味わうのは25年ぶりくらいかも）。 マルベック90% メルロー10% 色調は紫がかったガーネット。 香りは弱く、微かにブラックベリーやプラム。 10年熟成ながら依然若々しさを感じさせるフレッシュな酸。 思いのほか果実味に甘さはなくドライな味わい。 アフターにそこそこタンニンが残る所はやはりカオールらしい。 昔はボルドーに近い味わいだと思ってたものの、ボルドーばかり飲んでる現在改めて飲んでみると全然違いますね… かといって、このドライな感じはアルゼンチンのマルベックとも全く異なります… やや荒っぽく短めの余韻、決して良いとは言えない味わいのバランス… 完成度はやや低く、やはり日常で気軽に楽しむワインなんだなあ…という印象。 ボルドー以外を飲むのはやはり色々と勉強になります。

フランスカオールのマルベック、2480円。 マルベック特有の葡萄の皮や種由来だと思われるスパイシーさや渋みが癖になる辛口ワイン。 スパイシーさの後に渋みがあり、果実味がその後からじわっとやってきます。2日目が美味かった。 苦味や渋みの強さがブランデーやコニャックなどを彷彿させるので、ウイスキー好きの方など、酒の苦味や渋みが好きな方にもおすすめできるワインだと思います。

まさにアルゼンチンワイン。重いけど、滑らか。上品な味わい。