Ch. Khoury Pinot Gris 2012
シャトー・クーリー ピノ・グリ

2.50

2件

Ch. Khoury Pinot Gris 2012(シャトー・クーリー ピノ・グリ)
味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
  • 蜂蜜
  • 黄色い花
  • 赤リンゴ
  • 洋梨
  • アンズ
  • ムスク
  • カリン
  • コンポート

基本情報

ワイン名Ch. Khoury Pinot Gris 2012
生産地Lebanon
生産者
品種Pinot Gris (ピノ・グリ)
スタイルWhite Wine

口コミ2

  • 2.5

    2017/11/29

    (2012)

    価格:2,000円 ~ 2,999円(ボトル / ショップ)

    ピノ・グリージョ(グリ)の旅・その19 2012 シャトー クーリ ピノ・グリ ドゥール・ザハレ ベカー/レバノン グリの旅は、ついに中東のレバノンに進出です! 産地のベカー高原は、南北に細長いレバノンの真ん中の東寄りに位置し、レバノン山脈とアンチレバノン山脈の間に広がる高原地帯。 穀物やフルーツの生産が盛んな豊かな土地で、ワインの産地としても以前から評価の高いエリアだそうです。 ただ、シリアの隣接地域でもあり、内戦時代はシリア軍の駐留があったり、PLOなどのパレスチナ人組織の拠点となったことで、イスラエル軍の空爆対象になったり、地上戦が展開されたりした過去があります。 いわば「国際情勢の最前線」のような場所で、ちゃんとしたワインが作られていることに胸が熱くなる思いです。 ワインの外観は、透明感のある淡いベージュ。光沢感はとても高く粘性も高め。 香りはすこし個性的で、まずかなり控えめながら、上質なハチミツのトップノート、そしてハチミツのくどい部分のエグい香り(?)、白檀的なお香、丸い石のような静的な石のニュアンス、洋梨、リンゴ、トロピカルフルーツ、アプリコットのコンポート、キャラメル…。 口に含むと、果実感を伴った上質で肉付きの良い甘み。ほの苦いミネラル感と生姜のようなスパイシーさなど、典型的なグリの要素がよく出ている感じ。 欲を言えば、もう少し酸が欲しいところですが、全体のバランスはきちんと整っていて、所詮はないものねだり? これ、かなり美味しいです☆

    シャトー・クーリー ピノ・グリ(2012)
  • 2.5

    2016/10/14

    (2012)

    価格:3,000円(ボトル / ショップ)

    シャトークーリの歴史は1995年に始まります。 フランス人の友人のアドバイスによりレイモンドとそのフランス人の妻ブリジットのエルクーリ夫妻は標高1300m、南東に位置する15ヘクタールの畑にブドウを栽培し始めました。 この土地はもともとオベイデ(アラックの原料となるブドウの種類)が生えており、50年間ものあいだ全く野生の土地でした。 ミュールーズとストラスブルグの間に位置する土地に数年暮らしていたこの夫妻はベカー高原の風土にもあったアルザス種を育てることでその挑戦に勝ちました。 ゲヴュツトラミネール、ピノグリそしてリースリングは主に粘土と石灰岩を含んだ岩質の土壌から醸し出されるその何とも言えないレバノンワインらしさを加えたニュアンスは、予想を超えたものでありました。 “ アルザス種の特別な品質のものを見つけたことも素晴らしいが、さらに彼らはそれをもっとエキサイティングなブーケとさらに豊かな口当たりの違った方法で表現した ”と言われるほどでした。 ジャンポールはフランス、ランス大学にてシャンパンを専攻しワイン研究家の学位を得た後、2005年より両親の営むワイン造りに参加し始めました。 彼のワインはたちまちロンドンや東京をはじめとした主要都市の一流ホテルやレストランのリストで見つけることが出来るようになりました。 ブドウは地中海認定研究所(ccpb)によって有機認定を受けています。 1300メートルという標高とベカー高原に位置するというロケーションは暑い夏でもよりさわやかな風土をもたらします。 レバノンのこの地域では、日夜の気温差が20度に達することもあります。 夏場の平均気温は25度から35度の間です。 そしてブドウの木は年間おおよそ300日が晴天という恵まれた天候を十分に受けます。 冬場は最低気温が-10℃を下回ることはめったにありません。 1月から3月にかけて、ブドウ畑は豊富な雪に基本的に覆われています。 年間雨量は約600mmほどで、10月中旬から4月末という短い期間で集中的に降ります。 地下水は収集することが難しいとされているいくつかの小流からなります。 ウォーターストレス期は7月のちょうど色の変化の中間期である最高の時期に起こります。 このような気候の特徴はブドウの木の成長サイクルに大きな影響を与えます。 ゆっくりとしたブドウの熟成は風味、ポリフェノール、アントシアンにとって適しています。 これらの好条件はブドウの収穫にとって大変有益で、バランスよい上質なワインを市場へ送り出します。 畑の一つ一つの区間は城を取り巻くように隣接しています。 ブドウの木は南向きの坂、もしくは南東向きの坂に面して栽培されているので、朝日を存分に浴びることができます。 このあたりのもっともよく見受けられる土壌は粘土質-白亜質のもので、これは水分の保存と返還という面において優れています。 蜂蜜、花の香り。 トロピカルフルーツの香りが満開。 酸はそれほど強くなく、甘みがしっかりと残る。

    シャトー・クーリー ピノ・グリ(2012)