Ch. Beauchêne Châteauneuf du Pape Grand Réserve
シャトー・ボーシェーヌ シャトーヌフ・デュ・パープ グラン・レゼルヴ

開けた直後は酸味とタンニンが豊富で、グラスで5分経つと濃いジャムとバニラのニュアンスが全面に押し出され、10分経つとシラーの芳醇な香りがクラスいっぱいに溢れる。 古木ならではの複雑さを堪能しつつ、ゆっくり楽しめるいいワインでした。

南ローヌのシャトーヌフ・デュ・パプ。ボトルで買うのは初めてというか、またこれもセットのひとつなんだけど。グルナッシュ主体のGSMのよう。色は紫系のルビー。香りは、ローヌ系の香り、プルーンやレーズンに濃縮した赤果実、野生味のあるスパイスやハーブや革、強めの樽。開栓初日はガチガチの香りは弱め、酸っぱくアルコールの荒々しさとザラザラの粒度の荒いタンニンとで、「やっちまったか？」と思ってたが二日目には口当たりも柔らかく耽美な香りが感じられる。それでもまだまだもっと熟成させたほうがいいやつなのかもしれない。今飲んでも美味いけどね。

古樹を使ったシャトーヌフデュパプ。深いルビー色と、黒系ベリーやスミレの香り。重厚感のある果実味と、程よいタンニンを感じる力強さがあるものの、リッチな複雑味で絶妙な調和が取れている1本。好みドンピシャで、スイスイと飲めてしまう感じでした！