味わい |
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香り |
ワイン名 | Cascina Ghercina Monferrato Chiaretto |
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生産地 | Italy > Piemonte |
生産者 | |
品種 | - |
スタイル | Rose Wine |
2024/07/08
(2022)
価格:1,500円 ~ 1,999円(ボトル / ショップ)
バルベーラ祭り!:その195 2022 カッシーナ・ゲルチーナ モンフェッラート・キアレット ピエモンテ/イタリア 木曜日のワイン。 晩ごはんの豚ロースのステーキみたいな生姜焼きに合わせて、バルベーラの淡色のロゼ、「キアレット」を開けました。 キアレット/Chiarettoは明るい色調を意味するイタリア語で、淡く上品なピンクのロゼワインを指します。語感的には、ボルドーのクラレットとかクレレと似ている感じですね? イタリアの「ロゼ」には、他にロザート/Rosatoやチェラスオーロ/Cerasuoloもありますが、ロザートには正確な使い分けや色調の濃淡の定義はないようで、広くロゼワイン一般に使われていますが、チェラスオーロは、モンテプルチアーノ種でつくられるアブルッツォ限定のロゼ。 キアレットは、ヴェネトとロンバルディアにまたがるガルダ湖周辺のバルドリーノやヴァルテネージでつくられるものが有名ですが、ピエモンテやトスカーナでもキアレットはつくられています。 ガルダ湖周辺のキアレットは、コルヴィーナやロンディネッラなどを中心に、品種をブレンドのものがほとんどですが、このモンフェッラートのキアレットは、バルベーラ100%の単一品種ワイン。 外観は、淡いピンクで儚く透明感のある見た目。光沢が強めで酸が効いていそうな見た目です。 香りは、艶々した佐藤錦みたいな上品な和のサクランボのジュースみたいな感じです♡ 柑橘感や白っぽいスパイシーさも含まれていて、意外に複雑なところもありますね♪ 口に含むと、瑞々しく爽やかな果実感がたっぷりですが、基本的にはドライ。酸が豊富で、果実味とのバランスが良い感じです。 口あたりが滑らかで、タンニンの効きはそこそこ、コクも程よく感じられ、ごくごく飲んでしまいそうな優しい味わい。 後味には、金属的なミネラルのニュアンスと意外に強い苦みが残り、直前までどちらにしようか悩んだ、ピノ・グリのワインによく似た味筋で、飲んでいるワインを勘違いしそうになりました(苦笑) 味わい全体としては、「白ワイン的キャラクター」が強く、お料理に合わせやすそうで、実際、この日の豚生姜焼きには、実によく合いました♡ 余韻は旨みが引っ張る感じのタイプで、長く続きます。「バルベーラらしさ」はいまひとつ感じにくいワインだと思いますが、なかなか美味しいロゼではないでしょうか⁉︎