味わい |
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香り |
ワイン名 | Carussin La Tranquilla Barbera d'Asti |
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生産地 | Italy > Piemonte |
生産者 | |
品種 | Barbera (バルベーラ) |
スタイル | Red Wine |
2024/07/27
(2008)
『No.1140 アッパレ、カルッシン!』 【トランクゥイーラ・バルベーラ・ダスティ/2008年】 カルッシン/イタリア・ピエモンテ ・バルベーラ100% 合わせた夕飯 ・ハヤシライス 先日妻が台所近くの納戸を整理していた時、見つかった一本。これずっと探してたんだよ…ってことで、しばらくセラーで寝かせていた一本。 まず、抜栓が失敗。コルクが途中で破損。結局コルクの1/3はボトルにねじ込み、茶漉しで注ぐ。グラスに注ぐと少し濁りのあるようなカシス色。案となくアサイーヨーグルトを彷彿させるような。一方香りは…というと、黒果実の野性味を感じさせるような果実香。あと湿り気を帯びたレーズンや腐葉土。 一口飲んで、膝から崩れ落ちそうになるくらいの衝撃...若干大げさ。それにしても美味しい!めちゃんこ美味しい!以前2016年を飲んだときも、美味しく感じたのだが、それをはるかに凌駕する勢い。 まず、口中に入った時のフルーティさったらない。カシス、ブルーベリー、木苺。そして芳醇なレーズンの香り。酸味、果実味、タンニンがそれぞれ主張しつつも、時間の経過なのか、一つにきれいにまとまっているのが素敵。そして喉元を通り過ぎる時の滑らかさときたら貴方。そして中盤辺りからスパイスの余韻とほんの少しだけだけどヨーグル的要素も感じたり。 でも、やはり味わいはまとまりが良い。どれかが飛び出るような破綻もなく、飲み進めるたびにこの至福の風味に酔いしれる。コルクがうまく抜けなかった悔しさはあるが、それを差し引いても十分おつりがくるくらいの美味しさ。 文章にまとまりがないのは、酔いが回ったから…という言い訳を残しつつ…ごちそうさまでした。
2023/05/06
(2016)
『No.967 派手でなくとも、素敵は伝わる』 昨日の話。 来年の小学校入学に向けて、ランドセル選びに家族で会場に向かった。特設会場に様々な色合いのランドセルが陳列。各々の親御さんが見本のランドセルを奪い合い、子供にしょわせて、写真を撮り、中身をチェックし、また次の獲物を…とそりゃもう阿鼻叫喚の…ってのはちと大げさではあるが。 まぁ、ちとコミュ障気味なカリヤカ家はそのイケイケな空気に若干押され気味であったのは事実。 一旦、自宅に戻り、家族会議といきたいのだが、子供が欲するものと親が与えたいものは必ずしも一致しないので、頭が痛い。 そんでもってこの日の夕飯のメニューは… ・ハヤシライス ・煮込みチーズハンバーグ ・小松菜のおひたし 前日、実家に帰ったときもらったハヤシとハンバーグを早速食す。おひたしの小松菜は、実家の畑で採ってきたもの。そしてこの日は、イタリアはピエモンテの大好きな作り手カルーシンのトランクゥイーラ・バルベーラ・ダスティ2016年をお供に。バルベーラを飲むのもずいぶんお久しぶりな気が。 抜栓し、グラスに注ぐ…鮮やかなガーネットの色合い。ふんわりと少し野性味のあるような果実の香り。そして一口…おっ、これはなかなか美味しいのではないだろうか。プルーンや木苺、カシスのようなジューシィで少しやんちゃな果実の味わいと少し強めのピーンと張りつめたような酸味。ふとした時に気づくヴァニラのニュアンス。しっとりとした印象を感じるのは、少し湿り気を帯びたような腐葉土の雰囲気を感じるからかな。 比較的野性味ある雰囲気ながらも、飲み口にざらつきのようなものはなく、なめらかなテクスチャーを感じるのは、丁寧な仕事ぶりだからかな。 トマト風味溢れるハヤシライスや、煮込みハンバーグとの相性は言わずもがなであろう。こういった家庭の洋食に合うってのはとても嬉しい。そして意外にも箸休め的な小松菜のおひたしとも寄り添うような相性ってのが嬉しい。おひたしをパクリといき、ワインをゴクリといく。素敵な食卓。ただ気をつけなきゃいけないのはアルコール度数が15.5%と高めなので、飲みすぎないように…ってとこかしらん。 派手でなくとも、素敵は伝わる...そんな気がするわけで。ごちそうさまでした。
2015/02/07
(2008)