味わい |
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香り |
ワイン名 | Carussin Carica l'Asino |
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生産地 | Italy > Piemonte |
生産者 | |
品種 | Carica l'Asino (カリカ・ラジーノ), Favorita (ファヴォリータ), Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン), Cortese (コルテーゼ) |
スタイル | White Wine |
2021/11/05
(2018)
『No.781 天国への階段』 一昨日の話。 以前飲んで、感銘を受けたワインがあった。 飲み始めは、美味しいは美味しいのだが、今一つパンチに欠ける凡庸な味わい。決して悪くはないんだけど…というような印象。でも時間が経過してから様子ががらりと変わる。実に豊かな果実味が飲むたびに感じられるのだ。そしてトルクフルな旨味にどこか親しみを感じる素朴さ。 もうこのワインにノックアウトされたわけで。 それから、また飲みたいなと思いつつ、いろいろ探すも、なかなかお目にかかることもなく、もう出会うことはないのか…とあきらめていたその時に、また出会うことができたわけで。 そんなワインを飲んでみようと思うわけで。 そして、この日の夕飯のメニューは… ・トマト風味の豚丼 ・サニーレタスとパルメザンチーズのサラダ ・味噌汁 そして、イタリアはピエモンテのカルッシンのイル・カリカ・ラージノ2018年をお供に。土着品種カリカ・ラージノを主体とした一品。インパクト大のロバのエチケットがまた秀逸。また会えましたねぇ。 抜栓し、グラスに注ぐ。ボトルを見ると、キラキラとオリが…グラスにもちらほらと。香りの方は…う?ん?…なんだかビニールというか、ゴムのような香りが…軽くスワリングするも、ゴム臭は飛ばず。うーぬ、状態が悪かったか?そして一口…うーん、ん?ん!こりゃすごいっ!これは良い! 飲む手前までゴムやビニールのようなケミカル臭に襲われるも、液体が口中に入ると、これがもう得も言われぬほどのフルーツ爆弾的な味わい。葡萄主体なんだけど、ところどころにライチだったり、バナナだったりのニュアンス。ゴム臭に悩まされるかなと思っていたから、この豊かな果実味がとても嬉しい。 それにしても、この落差はある意味素晴らしい。あのフルーツ天国に行きたいがために、ゴムの香りを我慢して飲む。我慢して飲む甲斐があるんだもんなぁ。そう、まさに天国への階段...ツェッペリン風。 そして嬉しいことに、時間が経過していくと、完璧に消えるわけではないが、ゴムっぽいケミカル臭が幾分感じられなくなってくる。これが完璧に消去されてれば、最高なんだけどな。 そして、以前飲んだ時のように、トルクフルな旨味やナッティな雰囲気も立ち上がってくるわけで。これは本当に美味しいワインだなと思わずにはいられないわけで。 豚丼との相性はなかなか良さげ。うまい具合に寄り添ってくれる。でもより相性がいいのはサニーレタスとパルメザンのサラダ。不思議と合うんだよなぁ。 本当なら星五ついっときたいところなのだけど、立ち上がりのゴム臭がなぁ…ってことで、四つ半に。それでも美味しかったなぁ。また出会えることを願いつつ…ごちそうさまでした!
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