Cage Grenache Noir 2021
ケイジ グルナッシュ・ノワール

透明度ある、澄んだガーネット。熟しだラズベリー、イチゴ、スミレ。スッキリしつつもチャーミングさを感じる甘みに、ややシャープで引き締まった酸味。タンニンはソフトですが余韻をドライに引き締めます。とても上品で美味しい。グルナッシュのイメージが変わります。ブラインドだと、上品なAOCブルピノと間違えそう。

cageワインのグルナッシュ。 淡めのラズベリーレッド。オレンジのニュアンスあり。 ブルーベリーにカシス、そこにイチゴのような甘さを感じる香り。 また生肉やレザー、そこにローズマリーのような華やかながらグリーンのニュアンスとクローブ。開けたてはちょっと還元的なニュアンス。 アタックはやや強め。残糖がある感じではないのですが、フレーバーの甘さもありまろやかな甘さと認識します。しかし、酸はなめらかにあるので、甘いという感じもそれほど受けません。 タンニンは意外と強いです。 ブラインドで飲んだら、これは頭の中を？？が埋め尽くしそう（笑）

クラウドファンディングの返礼品となっていた【Cage Wine 2023 Harvest 報告会】に参加してきました。 佐藤圭史さん自身が自らワインをサーブしつつ（もともとソムリエですし）、ワインの説明などもしてくれるという企画です。 5本目。 Cage Grenache 先のワインにちょっとだけ遅れて出してくれたこちら（ということで、4本目はおざなりになってしまいました（笑）） 紫のニュアンスがある淡いラズベリーレッドの色合い。 グルナッシュというと濃いイメージでしたが、こちらはとても繊細な色味です。 香りは、グルナッシュらしくプルーンやブラックベリー、生肉やなめし革といったニュアンスがあります。 口に含むと、軽やか！ 果実味を感じさせながら、色合いと同じように強すぎることはなく、薄旨系の味わい。じわじわ～っと旨味が広がるイメージです。 酸はなめらかにあり、飲み疲れることもないです。 こういうグルナッシュを待っていた、という感じです。 とりあえず、グルナッシュに苦手意識を持っていましたが、こちらはとても美味しく、また飲もうと思います。