Bichi No Sapiens
ビチ ノー・サピエンス

「この味が いいねと君が言ったから 8/24は ワイン記念日」!? 以前の投稿で、ワインペアリングのできる外国人好みの高級メキシカンレストランに最後に行った時、お気に入りのソムリエさんが退職していてちょっとガッカリした話を書いたのですが、今日は、その時サービスしてくれたソムリエさんが教えてくれた、彼の行き先のワインショップを覗いてきました。 世界のワインが充実した店で、メキシコワインもこだわったラインアップで、端から端までチェックしたのですが、その間店員は誰も寄ってこない… というか、人がいない！ 誰か来たら、彼のことを聞こうと思ってたのに… 諦めかけた頃に、突然男性が近寄ってきた！ あ‼️ カウンターに座ってパソコンで作業していた、お客かと思っていた彼が、私に気付いて立ち上がったのでした⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾ 久々の再会を互いに喜び、知りたかった商品のことは説明してもらい、ロックのかかったセラーの中の逸品も見せてもらい、連絡先を交換し… このワインを買って帰ってきました♪ このBichiというメキシコのナチュラルワインは、かつて一時期日本に輸入されていたことがありますが、現在は見かけないような…٩( ᐛ )و ちなみに、bichiとは、ソノラ州の方言で、「全裸または半裸」を意味する単語 最近、近所にできた別のワインショップにも並んでいたので、そのうち試そうとは思っていたのですが、今日の彼の説明だと、以前はガツンとくる（ちょっと野暮ったい）スタイルだったが、コンサルタントにマルセル・ラピエールの人※を雇ってからは、モダンなナチュールスタイルに変わったのだそうヽ(*^∇^*)ﾉ  ※脚注：よく調べてみたら、マルセルラピエールとは関わりはあるが、ワイナリーに勤務したことはなく、フィリップパカレの学友で、他の自然派ワイナリーで働いた経験のあるYann Rohel氏のことでした とりあえず、まずはこれから試してみて、と言われて買ったのが、この”NO SAPIENS” 解説すると、スペイン語でpensarというのは「考える」という動詞で、”no piensas”というのは、「あなたは考えない」という文 これはつまり言葉遊びで、「考えずに飲んでね」というメッセージ やや紫がかったルビーレッド、やや濃いめ 粘性はやや高め 最初に、あ、ナチュールだ！という香りがありますが、それ以上に押し寄せる果実味がよい！ チェリー、ザクロ、赤いプラム、小梅の梅干し、赤紫蘇、スミレ、ちょっと血液、ヨード… なんか、私好みの単語が並びます（笑） ボディはミディアムプラス 酸は太く高く、タンニンもやや多い さすがに、ジュラ、サヴォワやボジョレーにしてはボリュームが強い気がしますが、ラングドックとかオーストラリアって言われたらそんな感じ 誰もメキシコとは思わないことでしょう！ 【翌日】 イチゴやバラの香りが出てきて、ヘタれるどころかより美味しくなりました♪ Grape Varieties: Made with 80 year old dry farm grapes. Blend of different varieties that remain unidentified (Probably Dolcetto) Soil type: Granite, Loam, Sand Vessel type: Cement - Egg Unfined. Unfiltered. Low sulphite. No temperature control. Total Sulphites: 15 mg/L This wine is fermented spontaneously. About Bichi Winery Baja California, Mexico Some of the most authentic, delicious wines are born from the least expected places and most unlikely collaborations. In the rugged mountains of Mexico’s Baja California Norte, El Equipo Bichi has recently put together one of the most exciting new projects in the world of wine, producing beautifully expressive natural wines from mostly head-pruned, non-irrigated, organically farmed vineyards.