Balnaves of Coonawarra Shiraz
バルネイヴス・オブ・クナワラ シラーズ

全体的に変色が見られるものの、まだまだ濃い色。 ブラックベリー、プルーン、少しだけ炙ったような木、ハーブ、黒胡椒。シラーの(ズ)でもハッキリと胡椒のニュアンスを感じるのは少ないけど、熟成のおかげ？ 熟成カベルネのような直線的な香りの出方ではなく、全方向に広がる香り。 非常に柔らかいボディ。オリーブのような艶。熟成によって十分に回った旨味。ほどよく自然な甘味。どこか清涼感。 嫌みなく高いアルコールの熱感、ボディ。こんなにも高いアルコールが良く作用してるワインは初めてかも。 オーストラリアでここまで綺麗に熟成するとは驚き。 ニューワールドの熟成は難しい。有名ワインでもブランデーのニュアンスが出すぎる物が多いから。耐えられる年数は別として、4千円くらいからランダムな気がする。熟成には酸が必要と言われるけど今のある程度以上のニューワールドはみんなそれっぽい酸してるから判断できない…。