味わい |
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香り |
ワイン名 | Arc En Vigne Blanc ! 2020 |
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生産地 | Japan > Nagano |
生産者 | |
品種 | Ryugan (竜眼), Chardonnay (シャルドネ) |
スタイル | White Wine |
2023/02/02
(2020)
価格:3,000円 ~ 4,999円(ボトル / ショップ)
澄んだ輝きのある、グリーンがかった淡いイエロー。グラスに細かな泡が張り付く程度に発泡感が見られる。粘性はやや軽く、ディスクはやや厚い。若々しく軽快な外観の印象。 (少々還元臭が強いと感じたため、レトロネーザルでの感想を含みます。) 香りの第一印象は、控えめだが開いている。特徴として、リンゴ、洋梨、スイカズラ、火打ち石、鉱物、マスカット等、若々しく第一アロマが強い。 アタックはやや軽く、甘みはまろやか。爽やかな酸味と控えめな苦味。まろやかでスムースなバランス。アルコール感はやや軽く、余韻は短い。 シンプル、フレッシュ感を楽しむワイン。温度は8〜10℃、クラスは小ぶり。 ARC-EN-CIEL(空にかかるアーチ)とVIGNE(ブドウ)からくるワイナリー名。信州ワインバレー構想の受け皿となるワイナリーと思われる。日本ワイン農業研究所株式会社が展開する事業の一環としてアルカンヴィーユワイナリーが存在すると捉えたら良いのだろうか。セパージュは年ごとに開きが大きく、毎年の味わいを楽しめそうなワイン。竜眼を多く使っている珍しいワインと思っていたが、この前イオンで竜眼のスパークリングを全面に押し出して販売していた。 スクリューの柄もエチケットもポップで手に取りやすい印象。淡くても色合いはしっかりしている。 香りについてはサービス時には青い玉ねぎ臭が他の要素を邪魔する雰囲気で、一時間程度経つと火打ち石でグラスに蓋をされているようなイメージ。その香りが問題かはわからないが、私は果実の雰囲気も薄まったジュースのように感じた。鉱物は大理石のような触り心地で大きな印象。 口に含むとそのあたりがシャットアウトされ、問題なく飲める。舌先でわずかに発泡感を感じさせ、液体自体はまったりとしたなめらかさが有るものの、下支えするような酸味が軽快さをもたらし、ほんのわずかに出てくる苦味が後を締める。 甘口から辛口へ幅を広げるのに良いワインだと思うが、外国や値段を含め、競合が多いゾーンであると思う。 最近読んだ雑誌で、状態の悪いワインを身内を擁護しながら批判するものが含まれている記事があったが、後半と同じくワイナリーの紹介や掲載しない、もしくはもう一本買ってくる選択肢もあるのではないかと思う。どんなに気をつけても、そういったワインが流通していることを自覚しなければならないという勉強にはなるが…。 できれば晴れた休日のお昼。小さな食卓を囲む程度に。フレッシュタイプ、白身魚ときのこのバター蒸し、貝のお刺身。
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