味わい |
| ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
香り |
ワイン名 | Alexander Koppitsch Rét 2017 |
---|---|
生産地 | Austria |
生産者 | |
品種 | Zweigelt (ツヴァイゲルト), Saint Laurent (サン・ローラン) |
スタイル | Red Wine |
2022/09/14
(2017)
『No.881 でも、嫌いじゃないんだ』 言ってるそばから...というか、妻が月曜にコロナに罹患してしまった。僕と娘も自宅待機って事で、家に閉じこもることに。 妻は部屋の中に閉じこもり寝込んでいるわけだが、激しく咳き込み、唸っている音が聞こえるたびに、かわいそうに思い、娘や自分にうつらないことを切に願うわけで。 妻ができない分、自分が家事をしているわけだが、やはり大変だ。妻の偉大さを思い知る。 そんな今夜の夕飯のメニューは... ・ハヤシライス これに味噌汁といった具合。そして今夜はオーストリアのアレキサンダー・コピッチのレート2017年をお供に。ツヴァイゲルト80%にザンクト・ラウレント20%というセパージュ。オーストリアの赤は何気に久しぶりなんじゃないかな。 キュルキュルとスクリューキャップを抜栓し、グラスに注ぐ。香りの方は...ベリー系の果実の香りの奥底から、タイヤのようなゴム系の香りが。ザンクト・ラウレントって、いつもゴムっポイ香りがするんだけど、そんなもんなんだろうか?それとも自分だけ? 気を取り直して一口...うーん、なんだろな...悪くはないんだけど、少しネガティヴな要素が強いような気がするんだけどねぇ。まず液体にザラつきのようなものを感じる。スルって入ってくるというより、なんとなくザラッとした引っかかりのようなものを。液体自体は柔らかくしなやかではあるんだけど。後は香りからも感じられるゴム臭。ただこれはしばらくすると抜けるようだけど。 味わい的にはキュートなベリー系の豊かな果実味とほのかなスパイス感。ちょっと酸味は強いかな。後味は少しビター。ボディはライト寄りで飲みやすさこそあるが、先程ふれたザラつき感が邪魔する感じなんだよなぁ。ただ不思議と嫌いになれないのは味わいに懐かしさすら感じる、あの頃のナチュール系のやんちゃ感溢れるあの味わいを彷彿とさせるんだよなぁ。 今夜のハヤシライスとはなかなかの相性ぶり。こういう洋食系のメニューには相性がいいんだろうか。トンテキとかデミグラスたっぷりのハンバーグとか。ナポリタンなんかも悪くなさそう。 ワイン単体だとどこか危なっかしいかもだけど、しっかり食事と合うとこのワインの良さが引き出せるのかな。だからこのワイン、どこか嫌いになれない。だってネガティヴな要素もあるけど、飲み進めていくと、良さも見えてくる。これだからワインってやめらんないのかななんて思ったり。 また機会があれば是非ともご一緒したい。その時はまたネガティヴな要素がどうなっているのかも見極めたい。ごちそうさまでした。