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2.5
タリダ ブリュット ナチューレ レゼルバ スペイン料理屋でカヴァを。 日経の「半歩遅れの読書術」でロバート・キャンベルさんが近世の文学とお酒の飲み方について面白いことを書いてらっしゃいました。 ・ちびりと飲む酒の旨みと、静かな場所で無心にページをめくる本の魅力は、本質的に似ていると思う。 ・酒の趣は昼飲(チュウイン)にあり。それも「微酔(ホロヨイ)」に限る。 ・「晩飲夜酌」はただ人を暴飲に導き、眠りに誘い、感性を鈍らせるばかりだから「何の楽趣か有らん」。ぐいと飲み干すのではなく「緩酌(ソロソロノム)」のがよい。 『酒中趣』 ・「古人云う、酒を飲みて趣を知らざる者は、猶ほ書を読みて義(=意味)を解せざるがごとし」、つまり飲酒にも、リテラシーが求められる。 『飲夢(インム)』小原鉄心 ・ロバート・キャンベルさん自身は芳醇な詩を味わうのに、ボタニカル(薬草)をたっぷり含んだ「MONKEY47」というドイツのジンにトニックを注ぎ、ライムを搾る、という。 確かにいくら美味しいワインを飲んでも、酩酊してしまっては感覚も鈍るし、なにより味わいを記憶しておくのが難しくなる。飲酒のリテラシー、意識して身につけて、ワインライフを送りたい。
かよころっそ
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タリダ ブリュット ナチューレ レゼルバ スペイン料理屋でカヴァを。 日経の「半歩遅れの読書術」でロバート・キャンベルさんが近世の文学とお酒の飲み方について面白いことを書いてらっしゃいました。 ・ちびりと飲む酒の旨みと、静かな場所で無心にページをめくる本の魅力は、本質的に似ていると思う。 ・酒の趣は昼飲(チュウイン)にあり。それも「微酔(ホロヨイ)」に限る。 ・「晩飲夜酌」はただ人を暴飲に導き、眠りに誘い、感性を鈍らせるばかりだから「何の楽趣か有らん」。ぐいと飲み干すのではなく「緩酌(ソロソロノム)」のがよい。 『酒中趣』 ・「古人云う、酒を飲みて趣を知らざる者は、猶ほ書を読みて義(=意味)を解せざるがごとし」、つまり飲酒にも、リテラシーが求められる。 『飲夢(インム)』小原鉄心 ・ロバート・キャンベルさん自身は芳醇な詩を味わうのに、ボタニカル(薬草)をたっぷり含んだ「MONKEY47」というドイツのジンにトニックを注ぎ、ライムを搾る、という。 確かにいくら美味しいワインを飲んでも、酩酊してしまっては感覚も鈍るし、なにより味わいを記憶しておくのが難しくなる。飲酒のリテラシー、意識して身につけて、ワインライフを送りたい。
かよころっそ