シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ98 サン・ジュリアン 今日はクリスタルがメインだったので、赤はハーフにしてみた。 お気に入りの１本。 コルクはかなり柔らかくなっていたとのことで、熟成もそれなりに進んでいるかと思ったが、エッジがほんのり明るくなった程度。濃厚な色調。 デキャンタージュしていただく。 トップは獣肉のアロマ。少し意外。だがそれだけではない。背後からなかなか官能的な芳香が伝わる。 きめ細かいタンニンは完全に溶け込んでいて、穏やかな酸味が全体を支える。カシスやレッドフラワー、スパイシーな香りなどがアンサンブルとなって華やかに展開。スケールが大きい。 ハーフなので少しずつじっくり味わったが、それでもフィニッシュの状態までは感じ取れなかった。 98はまだまだ古酒感は乏しく、デキャンタージュや数時間前からの抜栓は必須と思われた。 ウズラのグリルがまだ残っていて、よく合った。 生ハム、チーズ、なんでも美味しくいただけた。 ラス・カーズはサン・ジュリアン２級だが、１級への昇格を断ったというエピソードがあまりに有名。 そして、私がワインの世界にのめり込むきっかけになった１本。いまここにいるのはラス・カーズのおかげ。 当時のことを、まるで昨日のことのように思い出す。 行きつけのバーでたまたま誘われたワイン会。 ワインがこんなに華やかさを感じるものなのだと、初めて知った記念日となった。 それ以後、高いワインを自分で買って飲むようになった。 当のワイン会でのことも忘れられない。 でも、長くなってきたから、それは次にラス・カーズを飲むときにでも。 以来、左岸が好きだしサン・ジュリアンのワインたちには、いつも自然と華やかさを期待してしまう。 あれから20年。サン・ジュリアンの特性が華やかさではないと、もう、十分に知っているのに。 クリスタルがメインだったハズなのに、思い入れの強さもあって、レビューはこっちがメインになっちゃいました^_^。

Nora

ラスカーズ思い出のワインなのですね！ 98年まだまだですか〜我が家の2000年代、いつ飲めますかねぇ。コメント拝見して、久々に飲みたくなりました。

Nori81☆

ラスカーズもかなり超熟なんですね！最近狙ってましたが80年代位で良いのあるかしら。 最近の若いヴィンテージは早飲みのバランスと言われてますが意外と華やかで美味しかったりして♪ でもゲキシブだったら怖いし勇気いりますねσ^_^;

wataru_

98年、まだまだ飲み頃は先のようでございますね。 確か2016もかなりいい評価だったように思えます。 スケールの大きさを感じる左岸、ブラボーでございます(^^)

vin-be 1.1

Nori68さん ラス・カーズお持ちですか。楽しみですね^_^。 00以降はまだ早いかもです。 私はワイン会ってすっかり忘れていたけれど、20年以上前に一度だけ経験していました〜！以来ご無沙汰。

Nora

wataru_さん ラス・カーズおススメです。 80年代はもういい感じでしょう。 良年で開いていなければ、デキャンタージュで素直に開いてくれるでしょう。 90年代でも、タンニンがきつすぎるってことはほとんどないかも。ラス・カーズは華やかさがウリで、基本的にガチガチの重厚さはないから。 いいメルローが採れるテロワールで、メルローがいい働きをしてくれているといつも思う。 wataru_さんはアーシーなのが好みのようですから、ラス・カーズはひょっとすると、好みに合うかもです。

Nora

vin-beさん ありがとうございます。って、別に私が褒められた訳ではないんですが、嬉しいです^_^。 98は古酒に軸足がある私にとってはまだかなり若く感じましたが、一般的には少しデキャンタージュすれば美味しくいただける、まさに飲み頃にさしかかりつつあるというところかと。 まだまだではなく、ピークを迎えつつある感じでした。あと数年でイケます^_^。

Nora

わー、またまた憧れのワインです。 やっぱりこれぐらい待たないといけないのですね〜 いいなぁ〜（╹◡╹）

えむ お嬢

実は83を隠し持っています、本当に特別な時に飲みたいなと思っております、いつになるやら、、、

とむすたーく

えむ様 本当ですか？ラス・カーズに興味が？嬉しいです。 えむ様の場合は、どこかのワイン会で必ずやこちらの古酒に出会うことになりますでしょう。 きっと素敵な体験になることでしょう。 レビュー、楽しみにしています^_^。

Nora

とむすたーくさん 83をお持ちで！完全に飲み頃でしょうね。 でもラス・カーズならまだ数年ピークが持続するでしょうから、最高の機会に！ 83かぁ。どんな感じかなぁ？官能的かもなぁ。 本当に楽しみな１本ですね^_^。レビューは気長にお待ち申し上げます。

Nora