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ワイン | Ch. Ducru Beaucaillou(1997) | ||||||||||||||||||||
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評価 | |||||||||||||||||||||
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香り | |||||||||||||||||||||
詳細 |
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デュクリュボカイユも十分スーパーワインな昨今ですが、厳しい状況の中、良いワインの楽しみ方にも迷います。私のような老齢者は下手すれば、ほんの数週で秘蔵のワインとも、お別れになってしまいます。世の中、本当に一寸先は闇ですね。
zenc
ふとした時には開けませんが、私も好きなワインです^_^ これも高くなりました。
Nora
zencさん、 あらかじめ飲む機会をある程度決めておかないと、なかなか開けられないですよね。まして私の場合はワインは飲んでしまわないとほとんど意義が無いですから…
くれぺん
Noraさん、 ボーカイユ、ちょっと値段上がりすぎですよね…ボーカイユは(あまりスタイル変えてないらしく早飲みしても美味しくないの分かってるので)最近のヴィンテージへの関心は低いですが、バックヴィンテージの値段もちょっとついていけなくなってますね。
くれぺん
振り返ってみると、良くも悪くもここ数年はワイン絡みのこと以外では全く良いことは思い出せない状況である。 本日もあまり気分の良くないことがあったので、しばし忘れるために何か飲むか、とふとセラーを見て選んだのは、このデュクリュ・ボーカイユ97年である。 メドック格付の中では分かりにくい部類のワインかなと思うが、何故か一番個人的に愛着を感じるワインで、同じようにそれなりの値段するワインであっても例えば五大シャトー(今やベラボーに高いということもあることを差し引いても)等は間違ってもふとした時にはまず開けないのが分かりやすい証拠なのかもしれない。五大でなくともやや価格帯は近いパルメやモンローズも同じように明確な目的が無いときには絶対開けない感覚である。 愛着の理由は一言で言えばこのワインの奥ゆかしさかな、と思う。開けたては鉄やベーコンのニュアンス、ひらいてくると杉の香りに更にひらくと黒系果実にブルーベリーの香り。決して力ずくでは無く、ひらいてもなんとも言えぬ上品さがあり、時間をかけて一人ボトルと付き合うべきワインのイメージで、良いヴィンテージ以外はワイン会などの持ち込みにはまず向いてないと思う。 某漫画風に例えれば、このワインは禅寺、かな(笑)。動きはあるのだが、静かなワインなのだ。 徒然なるままにコメントしましたが、要は良いことが無ければこのワインを飲めば私にとっては飲めること自体良いことである、ということです。
くれぺん