Francis Coppola Diamond Collection Zinfandel(2014)
評価
3.5
味わい
ボリューム
軽い
重い
タンニン
控えめ
強い
甘み
ドライ
甘い
酸味
まろやか
シャープ
果実味
スパイシー
フルーティ
香り
詳細
シチュエーション
ショップ
飲んだ日
2017-10-14
飲んだ場所
ワイン会
買った日
買った場所
購入単位
ボトル
価格帯
3,000円 ~ 4,999円
価格
インポーター
COMMENTS
三本目は私の大好きなジンファンデルでした。調べてみるとご存知、オーナーは映画界の巨匠、フランシス・フォード・コッポラ監督。「ワインは映画と同じくアートである。」と述べる氏の意気込みは、むしろ、シネマの世界を知らぬ方からも、あまたの支持を得る点にも表わされるでしょう。その象徴がイングルヌック(旧ルビコン)であり、妥協を許さぬ厳格な姿勢は、「映画以上」とも思える程のものです。コッポラ・ワイナリーの原点でもあるルビコン(現イングルヌック)の設立は1975年。「ゴッドファーザー PART II」(1974)、「地獄の黙示録」(1979)といった歴史に名を刻む大作を手掛けるさ中の頃でした。元来「ルビコン」とは、重大な決断と行動を意味する古代ローマ時代の言葉、『ルビコン川を渡る』を由来とします。運命をかけ退路を断つ様を表わしますが、後年にかけての大胆な投資からは、氏の軸足の置き様を窺い知ることもできます。ナパ中興の祖にして「ナパ・ヴァレー四大偉人」にも数えられる、グスタフ・ニーボウムが起こした高価なプロパティの取得。やはり四大偉人の一人であり、北米ワイン産業の歴史を語る上で欠かせぬ伝説の人物、アンドレ・チェリチェフの醸造指南。1970年代から1990年台後半にかけてナパの最高位にいた醸造家、トニー・ソーターの参画。“世界No.1ソムリエ”、ラリー・ストーン(マスター・ソムリエ)を経て、シャトー・マルゴーの中核からフィリップ・バスコールを招聘。そして、長年待ち望まれた、巨大酒類資本からの“イングルヌック”商標の買い戻し等々。「偉大」と評される伝統銘譲に比肩するワイン造りを志したコッポラ監督の強い決意がくみ取れます。今日、コッポラ監督のワインは、各種コンセプトの違いに従い幾つかのシリーズに棲み分けが図られます。イングルヌックのワイナリー建屋は、ナパ・ヴァレーのラザフォード地区。それを除く大半は、2006年にシャトー・スーヴレイン(スーヴェラン)から買い取った設備を用い、ソノマのアレキサンダー・ヴァレー地区にて造られますとのこと。
三本目は私の大好きなジンファンデルでした。調べてみるとご存知、オーナーは映画界の巨匠、フランシス・フォード・コッポラ監督。「ワインは映画と同じくアートである。」と述べる氏の意気込みは、むしろ、シネマの世界を知らぬ方からも、あまたの支持を得る点にも表わされるでしょう。その象徴がイングルヌック(旧ルビコン)であり、妥協を許さぬ厳格な姿勢は、「映画以上」とも思える程のものです。コッポラ・ワイナリーの原点でもあるルビコン(現イングルヌック)の設立は1975年。「ゴッドファーザー PART II」(1974)、「地獄の黙示録」(1979)といった歴史に名を刻む大作を手掛けるさ中の頃でした。元来「ルビコン」とは、重大な決断と行動を意味する古代ローマ時代の言葉、『ルビコン川を渡る』を由来とします。運命をかけ退路を断つ様を表わしますが、後年にかけての大胆な投資からは、氏の軸足の置き様を窺い知ることもできます。ナパ中興の祖にして「ナパ・ヴァレー四大偉人」にも数えられる、グスタフ・ニーボウムが起こした高価なプロパティの取得。やはり四大偉人の一人であり、北米ワイン産業の歴史を語る上で欠かせぬ伝説の人物、アンドレ・チェリチェフの醸造指南。1970年代から1990年台後半にかけてナパの最高位にいた醸造家、トニー・ソーターの参画。“世界No.1ソムリエ”、ラリー・ストーン(マスター・ソムリエ)を経て、シャトー・マルゴーの中核からフィリップ・バスコールを招聘。そして、長年待ち望まれた、巨大酒類資本からの“イングルヌック”商標の買い戻し等々。「偉大」と評される伝統銘譲に比肩するワイン造りを志したコッポラ監督の強い決意がくみ取れます。今日、コッポラ監督のワインは、各種コンセプトの違いに従い幾つかのシリーズに棲み分けが図られます。イングルヌックのワイナリー建屋は、ナパ・ヴァレーのラザフォード地区。それを除く大半は、2006年にシャトー・スーヴレイン(スーヴェラン)から買い取った設備を用い、ソノマのアレキサンダー・ヴァレー地区にて造られますとのこと。
gucci5779