久しぶりのドメーヌ・ロブレ・モノはヴォルネイ・プルミエ・クリュ・サン・ジーン2013年を頂きました。 ドメーヌは1865年より続き、現当主パスカル・ロブレ氏はセシル・トレンブレイの元旦那さん。栽培はいち早くビオディナミを取り入れている作り手です。 少しエッジがオレンジ掛かったしっかりとしたルビー色。 美しいダーク・フルーツ、スパイスやアース、少しオーク等がとてもバランス良く香ります。 クリスタライズされた美しい果実味に細かいしっかり目のタンニンと酸味を感じ、始めはエンドに少しヒート感もあります。余韻はとても長く、そこにワイルドな面影も感じますが、全体的にとてもストラクチャーが美しいワイン。 少しマッシュルームや酒粕っぽいビオらしい風味が果実と相まりますが、とても頂いていてしみじみと果実味の美味しさを感じます。 翌日も申し分のない甘い風味の果実味にスパイスやアイアンも感じ、タンニンは少し和らぎ、相変わらずの良いバランス感でした。 今でも十分に美味しさを堪能出来ますが、今後の熟成もとても楽しみな1本でした。

Marcassin