2016 サンタ・バイ・サンタ・カロリーナ カルメネール/プティ・ヴェルド セントラル・ヴァレー/チリ 前回飲んだ時はレンズ豆の煮込みでしたが、今回は夏野菜のカレーをつくるのに使う&合わせてみました。ただ抜栓（スクリューなんで開栓ですね）からは5日経っています！ 私の舌や鼻はおかしいのでしょうか？ このワイン、めっちゃ美味しいです♡ 美しいガーネットの液面から、落ち着いた黒果実とオリエンタル系のスパイス、カラメル、皮革やシガーのニュアンスを帯びた香りが、優しく漂います。 決して強くはありませんが、とても滑らかでミディアムボディの中に、イキイキした果実の味わい。タンニンは溶け込んでいますが、舌の付け根をキュッと引き締める程度には存在感があります。控えめな甘味も全体のバランスにはむしろ欠かせない要素のようです。 今回の個体は、近くのスーパーの安売りアイテムで、何と300円台後半の値付けでした。 これでカレーにも負けない、というか柳に風で受け流す「柔」のマリアージュが素晴らしい‼︎ ホントに美味しいワインです。 vinicaに相応しい話題だとは思いませんが、今日は、朝からとてもとても大きなテーマを考えざるを得ず、ワインを心から楽しめるような心境ではなかったのですが、思いがけない美味に心を慰められました。 さらに心を軽やかにしたくて、グレン・グールドのモーツァルトのピアノ・ソナタを聴くことにしました。 先日観たドラマ「ダウントン・アビー」で、執事がご主人の憂鬱を晴らそうとCh.シャス・スプリーンを勧めていましたが、グールドのモーツァルトは、期せずしてそのような効果がありますね。 音楽の、あまりに思いがけない進行に注意が向いてしまい、ほかの面倒ごとを、束の間ですが忘れてしまいます。こんなたわいないことですが、今の私はとてもありがたく感じます（空笑）さあ、明日からがんばろう☆

iri2618 STOP WARS

うわー、グールド大好きです！(*^^*)❤ グールドのモーツアルトはとても個性的ですよね(モーツアルトに限らずですが…) うちの長男(中二)は、この春までピアノを習っていて、最後の発表会の曲がモーツアルトだったのですが、 たまたまグールドの演奏を聞かせたら、 「超早い！しかも譜面通りに弾いてない！」と驚いてました。 先生に怒られるから、真似するなよと釘を指しておきました(笑) お手本用には、イングリット ヘブラーを聞かせていたので、余りのギャップに笑ってました(^^)

Da Masa

くろねこでわないにゃーん(@_@)ｷﾗｰﾝ！ あぁ！この大好きにゃーんの美味しさをこんなにも的確に麗しく表してくださるなんて( ´艸｀)ｳﾚｼｲ...神です( ´艸｀)ｿﾝｹｲ...ありがとうございます( ´艸｀)ﾀﾞｲｽｷ...

ゆーも

Da Masaさん グールドは本当にオリジナルなピアニストですね♪ どの作品を聴いてもその曲がまさに今、生まれたばかりのようなフレッシュな音楽として楽しめます。予定調和ゼロ（笑）真似したくてもできないですよねえ？ 私はバッハとブラームスが特に好きですね♡ モーツァルトのピアノソナタと言えば、ラローチャやリヒテルが思い浮かびますが、最高はディヌ・リパッティですかね☆

iri2618 STOP WARS

ゆーもさん 本当に美味しいですね♡ びっくりしたにゃーん(@_@)（笑）2015ま手元にあるのでは、今度は垂直します☆

iri2618 STOP WARS

お値段に関係なくメッチャ開いて美味しくなる ヤーツってありますよね✨ 最後のジャケットの殿方は、 片岡鶴太郎さんではないですね( ；´Д｀)

toranosuke

toranosukeさん 開栓5日目、室温放置でしたがスクリューキャップが良かったのですかね？ 素晴らしい状態でした♪ 最後の方は、鶴太郎というよりは志村けん（＝変なおじさん）みたいな人ですね⁉︎ 歴史上最高のピアニストの一人だと思いますが、ピアノだけじゃなくて鼻歌も一緒に聴けますよ（笑） たくさん録音を遺していますので、toranosukeさんのお好きな曲があれば、ぜひお聴きになってみてください。曲のイメージが変わりますよ☆

iri2618 STOP WARS

youtube聴いてみました♪ 鼻歌までは辿り着いていませんが、 演奏にかなり特徴がある方ですね（笑） なんか寝る前にワインを飲みながら聴きたくなります✨ 私も土日仕事なので頑張りましょう〜♪

toranosuke

toranosuke さん 僕のグールドさんのオススメは バッハの「ゴールドベルク変奏曲」です。 良かったら聞いてみて下さい(^^)

Da Masa

toranosukeさん 聴かれましたか！ グールドの演奏は会話的というか、右手と左手が話し合っているように聴こえます。セリフを棒読みしているのに、なぜか滑らかで、感情の遣り取りまで聴こえる名優同士の実験的な舞台みたいです♪

iri2618 STOP WARS

Da Masaさん 1955年（デビューアルバム）と1981年の2回録音していますね。toranosuke さんにオススメされたのは81年盤ですね？ 私が最初に聴いたグールドがこのアルバムでした♪ 今までに何度も何度も繰り返し聴いていますが、聴くたびに新しい発見があります。デビュー盤も素晴らしいですね！ピチピチした若鮎みたいな若いエネルギーの迸り‼︎ ワインに例えるならクリスピーな若いヴィエッティのロエロ・アルネイス（変なおじさんのエチケッタ）？ 1981年盤は、哲学的な深みを感じるブライダのアイ・スーマ（バルベーラの最高峰！）なんてどうでしょう？

iri2618 STOP WARS

マサさん そう言えばマサさんは息子さんにピアノレッスンさせていらっしゃいましたよね✨ youtubeに沢山あったので、 帰宅したら見てみます♪

toranosuke

iri2618さん 良くお分かりで！ そう、81年の方です。 55年盤も勿論素晴らしいのですが、やはり死の直前に録音された81年盤はクラッシック史に燦然と輝く名演だと思います。 ワインの例えも流石です。僕も同じようなイメージを持っていました。(白の方は未体験ですが) 81年盤に感じられる哲学的な深み、おっしゃる通りだと思います。 最後にもう一度、ゆっくりと繰り返されるアリアの静謐さは美の極致ですよね。 若くして亡くなってしまったのは実に残念ですが、恐らくこの演奏でこの世での仕事をやりきったので天に呼ばれたのだと解釈したいと思っています(^^)

Da Masa