こちらは通常のAUKSINISとは異なり、10日間浸漬を行ったキュヴェになります。ラベル右下にMACERATIONの記載がありす。この2008が初ヴィンテージです。因みにマグナムです。 かなりオリが舞っています。 信じられませんが、Côte de Nuitsの赤ワインのような香りがします。それも特級クラスの熟成によって現れる香りというのでしょうか、なめし皮、スパイス、果実香、樽、腐葉土などが一体となった複雑で妖艶な香りです。 味わいにはオレンジや柚子のような果実味、紅茶やハーブのニュアンスなど感じることができます。バランスは良いのですがまだまだ力強い味わいです。 白ブドウでマセラシオンという変わったワインですが、香りや味わいにもその影響が大きく現れていますね。しかしこの香りには驚きました。元々パワフルなSebastien Riffaultのワインがさらに力強くなった印象ですが、やはり彼らしい優しくて深みのある味わいです。

Takeru Saga