Grand Vin de Leoville du Marquis de Las Cases写真(ワイン) by Akihiro Tochikawa

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REVIEWS

ワインGrand Vin de Leoville du Marquis de Las Cases(1989)
評価

4.0

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
    詳細
    シチュエーション
    飲んだ日2020-05-22
    飲んだ場所
    買った日
    買った場所
    購入単位
    価格帯
    価格
    インポーター

    COMMENTS

    Akihiro Tochikawa

    中心は濃いレンガ、エッジに向かってオレンジ味を帯びる美しいグラデーション。なめし皮、スーボワ、燻製肉などの熟成香。グラファイトや黒鉛。完熟したイチジク、ブラックチェリー、ブラックベリー、ブルーベリーなどの果実。乾燥したローリエ、ローズマリーやタイムなどのハーブ。ジンジャーやカステラ、焼きリンゴのようなニュアンスも。様々な要素が入り混じり複雑で深淵。31年の熟成ながらも熟成香だけではなく柔らかいフレッシュさも残っている。口に含むと球体のように丸く滑らか。柔らかくも充実した果実味があり、驚くべき事にタンニンは未だに若々しく心地良く収斂する。酸は穏やか。ややスパイスの効いた余韻が続く。これまで2002、1995のヴィンテージを飲んだが95年でもパワフルで若々しく飲み疲れしてしまった。難しいシャトーと思っていたが3本目の正直、ようやくレオヴィルラスカーズの真髄に触れるようなヴィンテージに出会えた。何と長命なワインな事か。新緑の木々、清流が流れる脇にはフレッシュな野草や果実が自生、かと思いきや鬱蒼とした深い森、ぬかるんだ足元、野鳥のさえずりがエキゾチックな印象をもたらす。深淵な山を巡るトレッキングジャーニー。そんなワイン。P.S.コルクは柔らかくスクリューをねじ込むと同時にコルクも回ってしまう始末。フックを引っ掛けなくても手で上に引くだけでコルクが上昇、何とかコルクの原型を留めようと慎重に抜栓、15分要した。古酒はグラスに注ぐまでが大変。

    Akihiro Tochikawa

    Akihiro Tochikawa
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