リースリング原産地のドイツは北緯50度付近に位置しブドウ栽培の北限といわれる。 冷涼な気候に適したリースリングはドイツが世界の6割の栽培面積を誇る。 モーゼルはラインガウと並ぶ代表的な産地で、フランスとルクセンブルクの国境近くを流れるモーゼル川とその支流沿いの地域。ブドウが栽培されている渓谷の4割が斜度30％を超える急斜面という厳しい環境だ。 軽やかなイエローからは白い花の香り。 舌先にピリピリした酸味と甘い余韻が残る。以前飲んだ仏アルザスや豪州のリースリングに比べると、香りは控えめでやや甘口寄りか。 キンキンに冷やすと酸味が心地よく甘さも抑えられて飲みやすい。アルコール度数も低くあっという間に杯が進む。

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