『No.543 捻りのない素直な味わい』 妻がたまに買いに行く、住宅地の中にひっそりと営業してるお菓子屋さんに家族で出かけてきた。ひっそりと営業してるのだが、お客さんはひっきりなしにやってくる。 すごい人気だなぁと感心する事しきり。色々試食もさせてもらったり。初めは警戒していた娘も試食させてもらった途端に手のひら返してニコニコしちゃったりして...誰に似たんだかね...自分か。 そんなお菓子屋の軒先にとれたての野菜も売っていた。種類はトマトとオクラと茄子とゴーヤ。とてもリーズナブルな価格でついつい買っちゃった。でも美味しそうだから、まぁいいか。 そんな野菜も使った今夜の夕飯は... ・オクラとチーズの肉巻き ・アスパラガスのソテー ・トマトとタコとアボカドのサラダ ・鰹のタタキ ・ご飯と味噌汁(ナメコの赤だし) そして今夜はイタリアのチレッリのトレッビアーノ・ダブルッツォ2017年をお供に。イタリアのワインでスクリューキャップって珍しいなぁなんて思いながらキュルキュルと開栓し、グラスに注ぐ。黄金色の綺麗な液体にちょっとうっとり。 そんなこんなで香りの方を...うーん、リンゴやパイナップルのような少しトロピカルで甘美な果実の香りがフワーッと漂ってくる。そして一口...ほぉ、リンゴ、バナナ、パイナップル、杏のような果実味豊かな味わい。そして思いの外ボリューム感があるなぁ。キュッとした酸味にほのかなミネラル感。個人的にはわりと好きかな。 トマトとタコとアボカドのサラダとの相性がとても良い！野菜類や魚介類との相性は抜群かも。オクラとチーズの肉巻きもまた良し。肉巻き食べて、ワイン飲んで、口中に残る脂を洗い流してくれるかのよう。 時間が経過しても正直はじめの印象と変わらず、一本調子なきらいもあるかもだけど、この素直な味わいは僕的には嫌いではなく、むしろどこか好意的。多分このワインの味わいが素直に好きなんだろうなぁ。 エチケットの芋虫もどこか可愛いんだよなぁ。まあリピートできたらいいなぁ。ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ