『No.661 凄いな...こりゃ』 日曜日。相変わらず外出控えめの休日。ガス抜きしたい気持ちはあれども、家の中でのんびり過ごす休日に慣れてくると、それはそれでいいんじゃないかなと思えるようになってきた。 家族で食卓を囲み、近所を散歩して、軽く昼寝して、おやつを食べながら、アンパンマンやディズニー、ワンワン(NHKのキャラクター)のDVDを見たり。 ただ、政府やテレビで言うような、Stay Homeという言葉は大嫌い。そんなこと言われたら、犬じゃねぇよ...と思ったり。 そんな今夜の夕飯は... ・骨付き若鶏のグリル ・海老マヨ ・ローズマリーポテト・ソーセージ添え ・ご飯と味噌汁(小松菜と油揚げ) そして今夜は、ブルゴーニュのドミニク・ラフォンのブルゴーニュ・ブラン2011年をお供に。旧エチケット最後のヴィンテージ(2012年以降は現行のエチケット)。飲むのが惜しい気もするが、飲みたい欲求には敵わない。寝かせ具合的にも、飲み頃に入ってきたんじゃないかと勝手にいい方向に解釈。 早速抜栓し、グラスに注ぐと、少しトロミのついたような液体感...気のせいではないよな。香りの方は...おぉ、綺麗で爽やかな柑橘系や杏、パイナップルのようなトロピカルさまで感じさせる果実香。そして蜜っぽさやヴァニラのようなニュアンス。たまらず一口...あっ、おぅ、うーん...何ですかこのトゥルーンとしたストレスフリーな飲み心地。口いっぱいに広がる豊かで力強い、でも優しさは忘れない味わい。 口に含んで、喉を通った後に出た言葉は...リアリィ？...ってくらい。 こりゃ凄いなぁ。これはドンピシャ的な飲み頃って感じもするけど、まだまだ熟成の余地は十分あるだろうなぁ...でもこれでも十分美味いんだよなぁ。 骨付き鶏、バッチグー(死語)な合い具合！文句なし！ローズマリーポテト...こりゃ合いますねぇ。海老マヨ...泣いてもいいですかみたいな相性の良さ。 ただ、こうやって飲んでると、もっと料理頑張りたかったなぁ...とも思ったり。 何はともあれ、ドミニク・ラフォン、ポテンシャルの高さは僕が今更いう必要もないだろう。それくらい凄味のある味わい。以前ヴォルネイを飲んだことがあるが、それを軽く凌駕してる。 一応現行エチケットの2012年年も手元にはあるので、もう少し寝かせてより美味しいブルゴーニュ・ブランを味わおうと思う次第。 ごちそうさまでした♬

カリヤカ・ズノリ