金曜日。 しんどい…。今日はうちで飲もう。って事で銀座のワイン屋さんに。 今はソーヴィニョン・ブランを続けて飲んでます。という話をしていろいろ相談。 フランスワイン（特にブルゴーニュ）については一家言もニ家言もある社長と、話しているとあっという間に時間が経つ。インポーターさん絡みの話なんかも面白い。 なぜ時間が経つのに気が付かないかというと、お客さんが来ないから。 この間はむちゃ忙しそうでしたやん、梱包とか。 社）うちは基本オタクしか来ないからね。メルマガ流すとその時に注文が集中するの。 だったらマメにメルマガ流せば良いでしょうが。 社）うーん、文章が進まないんだよねぇ。今日も暇すぎて奥で眠たくてさ。暇だからやればいいんだけど、眠たくて。 商売する気あるんすか、社長…。 社）まぁ一見さんは入ってこないよね、まさか銀座でこんな小汚い店がワイン売ってるなんて思わないもん、ははは。 ……（言葉なし）。 そんな社長から、今年はいつもの年よりちょっと大人しいけど、良い作り手さんのものだと勧めてもらったソーヴィニョン・ブランを買って帰る。 サンセールの作り手さんが、サンセールからちょっと離れた畑で作ってるものらしい。 ドメーヌ　テール　ブランシュ アルシミー 色合いは、意外と濃い目のキラキラした蜂蜜色。少しトロッとしてる。 見た目少し甘そうなのに、カチッとした石灰のミネラルとハーブのドライな香り。口に入る瞬間ラムネが顔を出して、最後に残るのは若い白桃とか洋梨。あ、ロワールっぽいー。 一口飲むと、チョークのような舌触りのミネラル感。それに尖ってはいないけど、キレが良い上品な酸味。 塩やハーブの青く爽やかな苦味が入った、レモンのキャンディみたいな印象もあり。 うーんでも、まだちょっと硬めかなぁ。も少し柔らかくなるといいんやけど。 残りは少し置いてまた様子みよう。 ちなみに、このワイン屋さん、一階の店舗も倉庫さながら、4階と地下にもセラーがあり品揃えは（偏ってるけど）豊富。 なのに社長は棚卸しもろくにせず、商売っけ無し。 なんで自分の周りにはこんなふうな人が多いんやろう？

はじめ。