フランスはシャンパーニュ地方コート・デ・ブラン地区GCル・メニル＝シュル＝オジェ、クロード・カザル カルト・オール グラン・クリュをグラスで。シャルドネ100%。 色味は明るいゴールド、泡はきめ細やかに立ち上る。香りは赤リンゴのバランスにクリアなレモンのニュアンス、石灰のミネラル感とロースト感あるトーストの酵母感、しっかりとした蜂蜜。 飲み口は中庸な重さの口当たり、ふくよかな果実味にバランス良い爽やかな酸味。 シャルドネ100%のブラン・ド・ブランだが、たださっぱりしているだけではなく、しっかりとした果実の厚みとコクがあり、単品でも楽しめる美味い泡。 つたない経験値ではあるが、ブラン・ド・ブランのシャンパーニュでも、良いものは果実のふくよかさとコクが確かに感じられ、そういったブラン・ド・ブランに当たると幸せになれる。もちろん、そういうのは大概お高いことが多いが、こちらは比較的お値打ち品なのもありがたい。 コート・デ・ブラン地区のGCル・メニル＝シュル＝オジェだが、すぐ北にはGCオジェがある。名前は似るが性格が真逆で、華やかなオジェに対し鋭い酸と硬質なミネラルのル・メニル＝シュル＝オジェ。それに対しワイナリーがちょうど間くらいに位置するので、性格も中間というある意味わかりやすい泡。

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