プリンやマロン、ローズヒップティー、ドライアプリコット、クローブや松ぼっくりなど、温かみのある香。アタックは甘みと重みがあり上質の紅茶のような緩やかなタンニンをともない旨みが伸びます。余韻は長く、赤い果実の戻り香。標高約450mの粘土質斜面にて棚式短梢剪定、不耕起草生栽培で樹齢18年目。気候的に適地とは言えないこの地での栽培ですが、通気性素材の雨除け傘をかけ、丁寧に病果を除いて仕込む。醸造では過剰な成分抽出をしない素直な味わいを心がけ、フレンチ・オークで９ヶ月間熟成（新樽20％）、ノンフィルターで瓶詰。別々に仕込んだブルゴーニュ系とスイス系の２系統を合わせたワイン 鴨やチキンのソテー、ラタトゥイユ等の煮込み、野菜のグリル、山菜の天麩羅、筑前煮や治部煮、炊き込みご飯などと。和の出汁や山椒などの薬味との相性は一押しです。

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