例えば、カベルネソービニオンの深い香りを楽しみながらも、正面からワインと対峙するのは嫌だ… そういうワガママな希望を誰かが持ったとしたら、このワインは一つの解答足り得ると思います。深く、華やかでこくがあり軽やか。そういうテーゼ・アンチテーゼを1000円そこそこでアウフヘーベンしたのがコレですね。ちょっと驚きの一本でした。もちろんブレンドのなせる技なのは明らかですが、何という確かな舌のなせる仕事でしょう❗️ 久々にワインで感動しました。カールベーム指揮のモーツァルトNo.41の第４楽章。多分、この価格帯としては数少ない天才の手を感じられるワインだと思います。

Sempiternam