Lumière Sparkling Orangé写真(ワイン) by 903kumasan

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REVIEWS

ワインLumière Sparkling Orangé
評価

2.0

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
    詳細
    シチュエーション
    飲んだ日2020-07-08
    飲んだ場所
    買った日
    買った場所
    購入単位
    価格帯
    価格
    インポーター

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    903kumasan

    きめ細かい泡、暑い日にピッタリ でもこんな香り、初めての経験 甲州の香りや味わいはない。 樽香?香ばしい?炭のにおい? セメダイン? これが酵母の香り? なめし革の香り? 甲州ブドウを使い、瓶内二次発酵により自然に生まれる泡で造ったスパークリングワインです。 果皮や種から旨味と色を引き出すマセラシオンカルボニックで醸造し、瓶内発酵後1年間熟成させました。 甲州のまろやかな風味を引き出した、オレンジ色の辛口スパークリングです。 ブレットことブレタノミ(マイ)セスの特徴から香り成分、発生原因を追究したいと思います。ブレッドを腐敗菌と勘違いされる方もいらっしゃいますが、発酵のプロセスで生じる酵母の一種です。20世紀にビール産業で発見されました。この菌の強靭さには実に驚かされます。 ・アルコール発酵終盤の微生物にとって過酷な環境下でも生きる ・他の微生物を栄養にして生きる 生命力がとても強いですね。軽いブレッドはポジティブに捉える事ができますが、極端に強いと厄介な2つの問題が浮上します。先ず1つ目は、品種特有のフルーティーな香りが弱まる事です。エステルなどの香り成分をブレッドが分解してしまうからです。そして2つ目は、発酵で使われない糖分(ペントース)をブレッドが奪い、ボディのないワインに仕上がる事です。通常、2~4g/Lの残糖は甘味ではなくボディ、骨格としてワインを良くします。しかし、たった0.5g/Lの残糖でも彼らはそれらを餌として増殖し、深刻な影響をワインに与えます。ブレッドがワインにもたらすネガティブなポイントは、香りとボディの欠如です。 また、ブレッドは化学反応を引き起こし、揮発性フェノール化合物と脂肪酸を生成します。なかにはそれが好ましくない香りだったりします。ブレッド特有の香りの主な原因物質を見てみましょう。 ・4-エチルフェノール・・・・馬小屋、汗、救急箱 ・4-エチルグアヤコール・・・・スパイシーさ、燻製香、土 ・イソ吉草酸・・・・馬、糞臭、家畜 原因物質の比率によって香りも変わってきます。4-エチルグアヤコールはワインに複雑香を与えるのでポジティブですが、4-エチルフェノールは濃度によって異なり、低濃度であれば個性的と高評価であったり、反対に高濃度であれば悪臭とみなされます。ブレッドは白ワインではなく赤ワインに多く見られます。ブレッドが増える原因(下記)のうち、ポリフェノールとPHは赤ワインに当てはまります。 〈ブレッドが増える原因〉 ・ポリフェノールが多い ・PHが高い ・熟した果実 ・SO2 亜硫酸 無添加か使用量が低い ・自然派の造り手 ブレッドの発生を抑えるのは難しいのですが、できれば醸造所内、とりわけ樽を清潔に保つ事が最も有効的だと生産者は語ります。最後に本日のタイトルである「ブレットは汚染か否か」ですが、ケースバイケースと言っておきましょう。ブレッドの度合いによる、ワインのタイプによる、抜栓時期による、人の閾値と嗜好による、季節や合わせるお料理にもよる。微量だとポジティブさも兼ね備えているので、一概に汚染=悪とも言い切れませんね。状況によりけりです。

    903kumasan

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