澄んで光沢があり、ほんのりとゴールドがかった綺麗な色。 重心の高い酸を香りの第１アタックで感じる。熟した果実。蜜。層の厚い石灰。 飲んでみると意外と酸は穏やかなのだが、高域に感じるからか張り詰めた緊張感を感じる。 綺麗でエレガント。どこか整った旨味。一般に上位品種とはされないので精一杯出した旨味なのかと思いきや、整然としてるのでアリゴテとは何者なのか？と思ってしまう。 そもそも早飲みできる品種なので今でも十分すぎるほど美味しいが、あと5年いけそう。しかし表記ヴィンテージ＋6年でこの完成度というのはありがたい。先に書いた通り早飲みしても美味しいのだろうけど。 不思議と食事に合う。半額になった刺身でいける。刺身の中では旨味の強いサーモンと相性抜群。 さすがはアリゴテの銘酒！アリゴテは全部シャルドネに植え替えるべきと言う人に叩き付けるべき一本。 久しぶりにグラス飲み比べ。 1リーデルのブルゴーニュグラス 2シェフ＆ソムリエの小振りのグラス 3木村硝子のややナチュール向けのグラス 1>2>>3。1と2はタイミングや好みの問題もあるかも。厚み、香りの強さ、熟成感は1。クリーンさ、締まった感じは2。お気に入りの3のグラスが惨敗とは意外。 個人的に、アリゴテには金を感じる。重心の高い酸のニュアンスと熟した果実の香りから金属っぽい印象を受けるのだろう。収穫前の葡萄も熟すとゴールドっぽくなるそうだし、ワインもシャルドネより早くゴールドがかった色合いになる。 アリゴテと言えばカミュやマルトロワの安い蔵出し物が大好きだったけどネットで探しても無くなってしまった。 リカマンの増税前セールで2200円強。安すぎるくらい。知的好奇心や歴史も考えれば3500円くらいか、それより高くても良いくらいと思う。自然派寄りと聞いて、リカマン(しかも保存状態悪めの店舗)の熟成物で大丈夫かと不安だったけど大当たり。思えばこれまで飲んだアリゴテは熟成物を含めてほとんど適当な保存状態の店で買ってるけど劣化品に一回も当たってない。強い品種なのかな？？ 何か気分良くなっちゃって書きすぎたw

hamuito

コメがスバラシイ( ^ω^ )

nosada1969

読んでいただいてありがとうございます！ 良いワインに当たると捗りますね～。

hamuito