ドンキホーテで見つけたジンファンデル（プリミティーヴォ）。重くないのに強いワイン… そんな印象です。傾向としては Woodbridge に近いように思います。なんと言うか、アメリカ人には無意識の内にヨーロッパの歴史と伝統に対する憧憬と劣等感とがあって、それがワインの味の方向性にかなり影響しているように思えてきました。（それって実はワイン界の常識❓） 逆に言えば、イタリアのプリミティーヴォは、ブドウの品種名を「ジンファンデル」としてアメリカにおもねりセールスを伸ばそうという表面上の迎合はあったとしても、お味の点ではコテコテのイタリアンに、恐らくは問題意識を持つことさえなく安住している印象です。そういう腹の出た背の小さめのハゲ頭のラテン人が目に浮かぶような味わいです。そんなことが誰に教わる訳でもなく見えてきたということが、このワインを購入した一番の意義だったと思います。リピ１。

Sempiternam