Oddero Barolo写真(ワイン) by iri2618 STOP WARS

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LLLLLL

REVIEWS

ワインOddero Barolo(2016)
評価

2.5

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
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詳細
シチュエーションショップ
飲んだ日2023-01-04
飲んだ場所自宅
買った日
買った場所にしのよしたか
購入単位ボトル
価格帯5,000円 ~ 6,999円
価格
インポーターテラヴェール

COMMENTS

iri2618 STOP WARS

2016 オッデーロ バローロ・クラシコ ピエモンテ/イタリア 水曜日のワイン。 オッデーロのワインは、素晴らしいバルベーラと秀逸なバルバレスコをいただいた経験がありますが、バローロは初めてです。 その歴史は古く、現存するバローロ&バルバレスコの作り手の中では最古の生産者。今でも、1700年代に建てられたカンティーナで醸造を続けているそうです。 ちなみに、初めてボトリングしたのは1878年で、それ以前はダミジャーナと呼ばれる45リットルサイズの斗瓶で販売していたとのこと。 その長い歴史の過程を経て、「ブルナーテ」「ヴィーニャ・リオンダ」「ブッシア」「ヴィレッロ」など、バローロ各地域最良の単一畑を所有しており、それぞれの単一畑の特徴を表現したクリュ・バローロとしてリリースされています。 単一畑でのボトリングが始まったのは1983年からで、それ以前のバローロは、それぞれの畑のぶどうをアッサンブラージュしていたわけです。 今回いただいたバローロ・クラシコは、セカンドワインではなく、クリュの概念がない頃から造られていた、複数の畑をアッサンブラージュする「伝統的なスタイル」による、独立した個性を持つバローロ。 現在「クラシコ」を構成するのは、ラ・モッラの「カパロット」と「サンタ・マリア・ブリッコ・キエーザ」、カスティリオーネ・ファレットの「ブリッコ・フィアスコ」の3つの畑ですが、年によっては「ヴィーニャ・リオンダ」などのぶどうが使われることもあるそうです。 基本的には、この3つの畑のぶどうを、畑毎に分けて20日間マセラシオンして発酵。スラヴォニア大樽とオーストリア大樽で30ヶ月熟成しブレンドしています。 オッデーロでは、一時期、ステンレスタンクでの発酵や小樽(バリック)での熟成を試行したこともあったそうですが、現在ではそれらを廃棄して、すべて天然酵母によるセメントタンク発酵、大樽での熟成という伝統的手法によるワイン造りに回帰しています。 前置きが長くなりましたが、その2016は、いったいどんなワインでしょうか? 全長50mmの上質な天然コルクを抜き、ワインをグラスに注ぎます。 コルクの弾力性があり過ぎるのか、ボトルの口径に対して若干大きいのか、スクリューを刺したりコルクを引き抜く際に、多少の気合いを必要としました。 そんなところも伝統派のディテールというか、その昔、石のように硬いコルクが多く、大いに手こずった「イタリアワインあるある」な思い出につながります。 グラスに注がれたワインは、やや黒みがかったグレーっぽいルビー。非常に透明度が高く、美しい見た目(語彙…笑)。 エッジにはオレンジの階調ができていて、いかにもネッビオーロらしい外観です。 そして香りは、圧倒的にスミレ! フレッシュなニオイスミレのようなアロマと、スミレのリキュールのようなエステル香が凄いことになっていますが、そのフローラルな香りの隙間から押し寄せてくるのは、ドライフラワーのバラ、瑞々しいブラックチェリーの芳香や、各種ドライフルーツ(赤果実)や新鮮な黒果実の香り。 次いで、乾いた印象の紅茶(アッサムティ?)、陳皮と言いたくなるドライオレンジピールや、甘草や八角をはじめとする各種漢方薬が配合された複雑かつ耽美な香り。 はぁ、癒されます。 口に含んでみると、さらに元気が出る味わいです。 非常になめらかで優しく、ツルンとした質感と適度な硬さがあり、私の苦手なタンニンは、量はたっぷりありますが、刺激は舌をくすぐる程度。 ほとんど渋みを感じない、よく熟した感じの美味しいタンニンです。 旨みの強度と密度があり、その存在感をいつまでも舌で楽しんでいたい味わいです。 甘辛酸のバランスは絶妙で、力強さと同時に繊細さも併せ持っている印象です。 このバランスならば、若い時でも、長く寝かせてからでも、いつ飲んでも、その時その時の良さを感じさせてくれるでしょう。 黒糖のような甘さとコク、ヨード感のあるミネラルなどもあり、余韻は長く力強く続き、身体にエネルギーが注ぎ込まれる感じです。 お正月休みの最後の夜に、サザエさん症候群のような気持ちを抱えて開けましたが、スッキリと気持ちは切り替わりました(笑) バローロが「王のワインにして、ワインの王」と讃えらる理由がわかったような気がします。

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