フランス南部はコート・デュ・ローヌ地方のシャトーヌフ・デュ・パプ地区、クロ・デュ・モン・オリヴェ シャトーヌフ・デュ・パプ ルージュを垂直で2004/2003/1998/1988。 アッサンブラージュはグルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、サンソー。 2004: 色味はやや紫がかったルビー、香りはラズベリーに黒胡椒、革香やタバコとハードなイメージの香り。飲み口も力強い酸味に支配された果実味とややざらりとしたタンニン、まだまだ元気。 2003(猛暑): 色味はたった一年違いなのにエッジにレンガの入ったルビー、香りもラズベリーだが白胡椒イメージ、よく刻んだ柔らかなタバコ。飲み口も2004と比較して断然柔らかく、しとやかな薄美味いワイン。 1998(グレートヴィンテージ): 色味は2003と似たようなエッジにレンガ、少しだけ赤みのルビーが濃い。香りはラズベリーにやや梅、リコリス、革香や干し肉の香り。飲み口は不思議と2003より少しだけ元気、2003より酸味と果実味がやや強い。これと1988は、2004/2003にない梅感が現れる。 1988: 色味は全般的にレンガ、赤みが薄くなった色調。香りは香りは梅やラズベリー、腐葉土、革香や干し肉の香りなど、熟成極まれりな香り達。飲み口もかなり薄旨感が強くなり、果実味と酸味の繊細なバランス。

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