『No.961 雑味少なくクリスピー』 どうしても食べたいメンチカツがあった。仕事の途中に急に口中でメンチカツの食感を思い出してしまい、どうしても食べたくなり、仕事を終え、娘を保育園でピックアップし、ちょっと遠いが、車を走らせて目当ての肉屋に行ってみると… 臨時休業…とのこと。しまったぁ！ てなわけで、帰り道のスーパーで、総菜を買って帰った始末。 そんな今夜の夕飯のメニューは… ・刺身盛り合わせ ・ヒレカツとウインナーと餃子と茹でインゲン ・エビチリ ・ポン酢で和えた冷やしトマト ・きんぴらごぼう きんぴらごぼうは妻自作の常備菜。刺身盛り合わせは娘がこれ食べたいと選んだものなのだが、中トロ入りでびっくりするような値段だったわけで。そして今夜はオーストリアのモリッツのヒドゥン・トレジャーズ・バラトン・No.3の2017年をお供に。ハンガリーの作り手さんとのコラボ物だそうで国別で言えばハンガリーワインとのこと。フルミントとリースリングがおよそ半々(若干リースリング多め)とのこと。 抜栓し、グラスに注ぐ。淡い色合い。黄色と薄緑が混ざったような…そんな感じ。フワッと擦りおろした林檎のような香り。そして一口…ああ、これは実に美味しいし、作りの丁寧さを感じるなぁ。 蜜の詰まった林檎や、みずみずしい梨。うっすらハーブのニュアンス。コリッコリなミネラル感でクリスピーな飲み口。雑味の少なさが丁寧な作りを感じるのかな。キュッとした酸味とほのかに感じるトースト感。うん、これは実にクリアでピュア。 まず、刺身と合うってのが嬉しい。わさび醤油で食べる赤身やカンパチ、そして中トロ…あ、娘が全部食べてるよ…チェっだぜ。エビチリとも合いますよ。実にクリア。何というか日本酒飲んでるような気分にちょっとだけなる…吟醸感...何となくだけど。 そして茹でインゲンにマヨネーズ。これがドンピシャでした個人的に。 以前、ブラウフレンキッシュを飲んだ時、あまりの美味しさに驚きを隠せなかったモリッツ。今回も美味しくいただけたことに感謝。ごちそうさまでした。

カリヤカ・ズノリ