フランス南西地方、ベルジュラックのメルロ＆カベルネ・フラン。 AOCベルジュラックはドルドーニュ川上流域の産地。ボルドーのサン・テミリオンなどと同様でやや高地、しかも上流ということで、メルロ＆カベルネ・フラン中心のブレンド。 ボルドーよりそんなに遠くなく、ボルドーと同じ品種のブレンドなのに、ボルドーエリアから外れただけで、価格がお手頃になるという。そうしたワインの価格のあり方はどうかと思いますが、飲み手にはありがたい産地です。 色合いは濃いブラックベリー、やや青みと果実味を感じさせる濃縮感のある味わい。アルコール14.5%をあまり感じさせない、適度なアタック。適度に濃いけど適度にライト、メルロ＆カベルネ・フランの特徴がよくわかるワインだと思います。 我が家はソーセージを合わせました。 しかし、飾り気のないシンプルなラベル。あまり輸出も考えてなさそうな感じがいいです。掘り出しもの系か？と思い日本語の裏ラベルを見ると、やはりインポーターは稲葉さん。 稲葉さん、こういう玄人はだしのマニアックな感じのワインを輸入されるの、お上手だと思います。

ぷろせっこ