2017 コントラット　アルタランガDOCG　ヴィーノ・スプマンテ　メトド・クラッシコ　ミッレジマート　パ・ドセ　ピエモンテ/イタリア 金曜日のワイン。 長男夫婦の挙式の翌日は、久しぶりに京都の義弟夫妻のお宅を訪問しました。 義妹の手料理に合わせた1本目は、ピエモンテ産の素晴らしいスプマンテ。 この日、朝は名古屋名物のモーニングを楽しみ、デパ地下でお持たせ用の手羽先や天むす、味噌カツを仕込み、駅弁で海老フライやひつまぶし、名古屋コーチンなどを食し、メジャーな「名古屋の味」は押さえたつもりでしたが、新幹線のホームで、きしめんを食べそこなったことを思い出しました(泣) 他にも、味噌煮込みうどんやあんかけスパゲティなど、麺類は全落ちという感じですね…。 京都到着後は、夕食までの隙間時間を利用して、次男と娘氏の3人で、錦小路の散策に。 以前は、小さな専門店ばかりの昔ながらの商店街という印象でしたが、久しぶりに訪れた錦は、すっかり様変わりしていて、その場で手軽に飲食を楽しめる「食のテーマパーク」みたいな感じになっていました。 ウチの近くの谷中の商店街も、似た方向に転換中なので、すごく既視感がありますが、こういう業態転換は、ある比率までは街の機能を高めますが、増え過ぎると観光資源としての魅力を損ね、大きなマイナスに転じます。 錦小路も大きな曲がり角に差し掛かっているなぁ…と、他人事ながら、しみじみした気持ちになりました。 さて、アルタランガは2011年にDOCGに認定された新しいスプマンテの産地呼称。 ピエモンテの、標高400〜800mの急勾配の畑から得られるぶどうからつくられる瓶内二次発酵（メトド・クラッシコ）のワインで、30ヶ月以上の熟成が必要とされています。 ちなみに、フランチャコルタの最低熟成期間は18ヶ月、シャンパーニュは15ヶ月ですから、アルタランガの規定の水準の高さは際立っていますね。 前置きが、メチャ長くなってしまいました。 ブルゴーニュタイプのグラスに注がれたワインは、はっきりした赤いトーンが入ったプラチナピンク。 非常にきめの細かい泡が絹糸のように立ち上がっています。 軽やかなのに重厚感のある、複雑でしっかりした熟成を感じる香り。 フランチャコルタよりはシャンパーニュに近い、果実感を超えた、美しく洗練された香りですね♪ 口に含むと、1.2.3..…と、思わずカウントを始めてしまう、何かが始まるようなワクワクした気持ちになります。 そして、ワインの深いところに「ダイヴ」していくような、ワインへの集中を促されるような味わいです。 このワイン、実は「アルタランガ」呼称を名乗る前の2014をいただいたことがあり、vinicaでも同じ紐付けになっていますが、私の印象は、まったくの別物ですね。 ピノ・ネロ80%&シャルドネ20%という品種構成は変わりませんが、以前いただいたものは、かなりシャルドネ寄りの風味と味わいで、見た目もブラン・ド・ブランのようなグリーンがかった外観でした。 しかし、何よりも異なるのはその質感です。 2014がサラッとしたスムーズな口あたりだったのに比べて、こちらの2017は、異様にきめ細かい泡のタッチは繊細な羽毛のようであり、同時に、口に含んだワインに舌が弾かれそうな、固体のような強度のあるテクスチャ。 素晴らしいワインですね♪ 素直に感動レベルのクォリティだと思いました。 ※最後のおまけカットは名古屋駅で待合室にいる時、たまたま目の前を通過していった「ドクターイエロー」。生で見たのは初めてでした！

iri2618 STOP WARS

このスプマンテとても気になってました。ありがとうございます。買ってみます。 全ボトルなのかわかりませんが、コントラットのボトル底に、白い塗装みたいなもの付いてませんでしたか? 意図的なものなのか定かではありませんが笑

Vin étudiant 2024 （ニッシー）

これは買わないと！？！？

Eiki

Vin étudiantさん　コメントありがとうございます。好みやタイミングの問題がありますから、話半分ぐらいにお考えください。ただ、シャンパーニュの半分から2/3位の価格でクオリティは互角以上だと思いますので、飲んでみて後悔されることはないと思います。この瓶の底は確認していませんが、目に留められた白いペイントは、おそらく手作業で行うルミアージュ（動瓶）のための目印ですね。日本のワインでも、小布施ワイナリーのスパークリングワインにはきっちり付いているはずですよ。

iri2618 STOP WARS

Eikiさん　コメントありがとうございます。個人的にはエチケッタに難ありだと思いますが、中身は素晴らしいと思います。是非是非！

iri2618 STOP WARS

名古屋めしは種類が多いので、 短時間で全部制覇するのは無理ですね(^^;)！ こちらのフランチャコルタは、 見かけたことはあるものの、いただいたことは ありません。'17美味しそうですね✨ 見つけたら買っておきたくなりました(^^)

ほろ苦ココア

ルミアージュの目印なのですね…勉強になります。 小布施もボトルは未体験なので知りませんでした! ありがとうございます(_ _)

Vin étudiant 2024 （ニッシー）

なんと偶然目の前にドクターイエロー出現！！ 幸せでしかないじゃないですか(笑) 良き旅ですね♪

盆ケン

ほろ苦ココアさん　コメントありがとうございます。「なごやめし」公式サイトによれば22種類もあるそうですから、2泊3日では到底制覇不可能ですね(>_<) 捲土重来を期します。 えっと、こちらのスプマンテはフランチャコルタではなく、アルタランガというピエモンテの泡、しかもDOCGです。私も、今回初めて知りましたが、フランチャコルタやシャンパーニュの好敵手になりそうな、素晴らしいクオリティの泡でした。ほろ苦ココアさんも、是非お試しあれ。

iri2618 STOP WARS

Vin étudiant さん　このボトルの底を確認していませんので、ハッキリとは言えませんが、2021年8月23日に小布施ワイナリーの「P」という泡をポストしています。その中の3枚目の画像が瓶底のルミアージュの目印になりますので、よろしかったらご確認ください。

iri2618 STOP WARS

盆ケンさん　コメントありがとうございます。名古屋-京都間の新幹線で食べようと思って駅弁を買ったのですが、所用時間が短すぎるので、駅のホームにある待合室で食べてたんですよ(笑) ちょうど食べ終わった頃にドクターイエローが目の前に停まりました٩( ᐛ )وﾔｯﾀｧ! 今回初めて知りましたが、「ドクターイエローを見るとしあわせになる！」という都市伝説があるそうですね？ 本当にタイミングよく「善きもの」を見ました。

iri2618 STOP WARS