Le Petit Smith Haut Lafitte Rouge写真(ワイン) by WINE NINJA

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REVIEWS

ワインLe Petit Smith Haut Lafitte Rouge(2012)
評価

3.0

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
  • Original
  • Original
詳細
シチュエーションショップ
飲んだ日2016-11-12
飲んだ場所雅叙園
買った日
買った場所
購入単位ボトル
価格帯
価格7506
インポーターピーロートジャパン

COMMENTS

WINE NINJA

シャトー・スミス・オー・ラフィットが造るセカンド「レ・オー・ド・スミス Les Hauts de Smith」、その造りはグランヴァン(ファーストラベル)と全く同じというから驚きです。 曰く、「セカンドとしてではなく、"レ・オー・ド・スミス"という一つの完成されたワインとして、グランヴァンと同じ考えで造りたいから」とのこと。 セカンド専用のセラー、通称「ステルス・セラー」で行程は進みます。 1. 畑はセカンド専用 シャトー全体で78ヘクタール、そのうちセカンド用が20ヘクタールあります。 セカンド用の区画は二つあり、1つ目は8年から10年の若木、もう一つはより粘土質が強く、また若木の割合が多い区画です。 2. ブドウに負担をかけない最良の収穫 収穫で使われるカゴは、7kgから8kg程度しか入らない小さなタイプを使用。 入る量が少ない分手間ですが、ブドウが自らの重みでつぶれたりしないため、状態の良いジュースが取れます。 3. 選果には、最先端の機械と人の目が光る 選果には三段階のステップがあります。 まず除梗されたブドウは振動台にかけられ、粒の揃ったブドウが残ります。 その後、一定以上成熟したブドウのみを自動的に選別するオプティカル・ソーティング・マシンと呼ばれる最先端の機械を使ってさらに厳選します。 さらに念には念を入れて、最後に6~7人の人の目と手によって選り分けられます。 この手間とお金のかかる方法を、セカンドワインにも取り入れるという贅沢さ。 4. 醗酵 厳選に厳選を重ねたブドウは、セラー2階に運び込まれます。 畑に対してセラーがやや低く設計され、ちょうど畑がセラー2階と同じ高さとなっているため、ポンプなどでブドウを持ちあげる必要がありません(全て重力式)。 醗酵に使われるタンクもグランヴァンで使われるものと全く同じ、小容量の100ヘクトリットルで、表面がステンレス、内側はオーク材でできています。 タンクは区画、収穫のタイミングによって細かく分けられます。 このタンクでアルコール醗酵、マロラクティック醗酵まで行われます。 5. 熟成 熟成に使われるオーク樽は全て自社製。セカンドは10から12か月間寝かされます(新樽比率20%、10%はグランヴァンの落ち樽を使用)。 このセカンド専用のセラーでも、ISO14001取得のスミス・オー・ラフィットの神髄が垣間見えます。 CO2リサイクルのための設備はもちろん、セラーの上に植樹することで夏の間セラー内部の温度が上がり過ぎるのを防いだり、有機肥料を活用したりといった取り組みがされています。 気合の入ったセカンドワインです。 濃いルビー色。 ベリー、タバコの香り。 タンニンは強い。 まだ若い。

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