開けたてはレーズンとかドライフルーツの香りが漂います。若干、牛乳になりかけの感じも見せますが、どちらかというとちょっとしたスパイシーさと清涼感の方が後から追いかけてきますかね。 ん？野菜餃子が、合うわけではありませんが、深みが引き出されてきますかね。その分エグミもついて回りますが、意外と悪くなかったのが面白いです。チーズだと腐葉土感が出てきますかね。ハムや豚肉とかはなかなか良くて、これはチーズというよりは肉ワインなのかも。 ヴィンテージは2012年。アルゼンチンのマルベックは初めて頂いたものがイマイチだった事もあってちょっと避けてた感がありましたが、これはそこそこ果実味があって良かったです。変な先入観が拭えたので、また色々試したくなりました。 香りや味わいはそこそこな印象がありますが、時間とともに果実味の雰囲気がどんどん黒系の方に寄ってきます。でも調度良いところで踏みとどまって、程良いタンニンと混ざりながら、何となくひよこ豆とかインゲン豆とかをふんだんに入れたトマトベースのスープ料理を頂いてるような感覚になりました。アルゼンチン産にも関わらず、何だかイタリアが垣間見れた気がします（笑） そんな感じのワイン。

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