オレゴンのリースリング。同じリースリングでも先日のヴイットマンとは全く異なり、みずみずしく伸びやかに広がる酸ではなく、桃の濃厚な香りとともに酸がピリッと立ち、キレがよい。余韻という意味でも対局と言ってもいいのでは。価格帯も異なり、1200円程度で買えるワインでこの仕上がりはお買い得でデイリーには十分価値がある。ワイン単体で飲めば、アタックだけ濃厚で酸の存在感や余韻などがそれほどではないと感じるかもしれないが、雑多な食事と合わせるとなるとどういったものでも比較的幅広に受け止めるだろう。お買い得。

七草