聞くも涙、語るも涙のお話。 1月の中頃、近所のスーパーが、安いキャンティを2ケースほど入荷しました。 ハートマークにAmoreという分かりやすいエチケット。ワインに馴染みのないお客さんが買ってくれるのを期待していたのかもしれませんが、誰も手に取ってくれません。 時は過ぎ2月上旬。特集コーナーにチョコが山積みされる中、ハートマークをあしらったこのワインには、申し訳程度に個包装のガーナがテープで貼られていました。 赤いラベルは、バレンタインにピッタリです。今度こそ売れると思いました。 バレンタインが過ぎ3月になると、そこにはおまけのチョコレートを取られたキャンティの姿が。しかもまだ1ダース以上残っています。 悲しみに打ちひしがれた私は、チョコを付けていたテープ跡の残ったキャンティを手に取り、スーパーを後にするのでした。 1k以下のDOCGキャンティ。 キャンティらしいルビー色ですが珍しく黒の差しが強めです。香りも黒スグリに、スミレとミントのニュアンス。 香りは控えめでボディも軽く、単純な造りだからこそ味わうことのできるシンプルな酸があります。 料理しながら飲むのが最高でした。 インポーター企画のワインにしてはかなり美味しいと思います。 しかし、おまけのチョコレートはわざわざ剥がさんでも…

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スーパーで最初に仕入れたときは、メッチャ売れると思っていたんでしょうね… もらい泣きしそうです(^^;;

末永 誠一

末永 誠一様 私も分かりやすいエチケットで良いと思ったのですが… スーパーだと3kが上限なので、ミドルレンジの1kちょいがよく売れますね。そういう意味では、価格が安すぎたのかもしれません。 これに限らず、売れ残り見るとつい買ってしまいます(^_^;)

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