カベルネフランの生命力に驚かされる。 プチ・ソムリエ＠パリ14区にて。オーナーと昵懇の造り手で、最近蔵出しの1964年。とても若々しく、まだスミレや根菜、青っぽい香りを振り撒く。高い酸と軽い熟成の風味が特徴的。ロワールの長命さを思い知る。 実は、最初に頼んだオジェのコートロティが熱劣化。担当のソムリエールは抵抗するも、オーナー風の男がやってきて、グラスをひと嗅ぎするや、飲まずに一言。「死んでいる」。 潔くオジェを下げて、推してきたのが、このブルグイユ。日本では体験できない珍しい1本。リエーブル・アラロワイヤルとじっくり楽しんだ。 ビストロだが、ワインリストは半端なく充実。こんな店、日本にもあればなあ。

Pasteur