『No.864 改めて分かった良さ』 午後、仕事中急にコロッケが食べたくなった。ホント衝動的に。我ながらびっくり。 そして、家に戻ると…まぁ当然のことながらコロッケを作ってるわけではない。だからしょうがなく再び家を出てコンビニ3件まわってようやくコロッケを購入し、再び家に戻る。 ホントは大野屋(贔屓の肉屋)のコロッケがよかったんだけどね…まぁいいや。 そんなこんなで、今夜の夕飯のメニューは… ・豚肉のみぞれ煮 ・オクラの唐揚げ ・コロッケ(某コンビニ) それに、白ご飯と野菜たっぷりすまし汁といった具合。緑が足りない分はオクラとすまし汁の小松菜で…といった感じ。そして今夜はオーストリアのマインクラングのグリューナーヴェルトリーナー2019年をお供に。以前飲んだ時、味にばらつきが…なんて偉そうなことを記していたが、2019年はどんなもんでしょ？ スクリューキャップをギリギリギリ…と開け、グラスに注ぐ。なんてクリアなライトイエローなんだ。ふんわりと擦ったリンゴやオレンジのような果実香。若草のニュアンスも感じたり。そして一口…あ、スッと喉を過ぎていく感じが心地いい。美味しい水を飲んでいるよう。 少し甘みの強さを感じるかな。白ブドウや桃っぽさも。そしてハーブな要素、草原に寝っ転がった時に香る若草の香り。 以前書いたように、味わいにまとまりのなさを感じなくもない。でも雑多ながらもしっかりとした旨味をかんじさせてくれるこの味わいは面白みがあっていいかも。素直に美味しいと感じる。あと甘味が少し強めながらも、嫌味じゃないのは、後味に感じる塩的なミネラルなのかな。コリコリっと心地良いし。 豚肉のみぞれ煮になんてあうんだろ！肉に負けないし、この寄り添う感じが心地良い。そしてオクラの唐揚げ…進む進む！野菜の天ぷらとはドンピシャなんだろね。コロッケは…合うんだけど、このコロッケじゃないんだよなぁ…と少々がっかり。ちょっとこのコロッケ甘さが強いんだよなぁ。 それはともかく、フードフレンドリーなのは嬉しい。改めて飲んでこのワインの良さを感じられた。 ごちそうさまでした。

カリヤカ・ズノリ