『No.1006 甘すぎるジャム』 暑い。当たり前だが暑い。残暑が厳しすぎる。昨日、勤務先近くの私立高校でマルシェなるものがあったので、家族で行ってきた。 子供向けの縁日チックなものもあり、娘もとても楽しんでいたし、マルシェに出店していたお店もとてもクオリティが高く妻も満足。高校生たちも出店や縁日や文化部の出し物と、忙しそうに頑張っていた。 とても楽しかったのだが、ただ校内がとても暑かった。各教室は冷房が効いてるのだが、共用部分の廊下がとても暑く、そして人の多さでさらに暑くなり、僕はグロッキーで帰宅。 んでもって今日も、グロッキーさを引きづりつつ…といったところ。 そんな今夜の夕飯のメニューは… ・牛コマと野菜の炒め物(醤油であっさり味付け) ・カプレーゼ ・ゴーヤのポン酢和え これに味噌汁といった具合。そして今夜はフランスのヴァンサン・トリコ、ジュー・ド・フェット2019年をお供に。久々のヴァンサン・トリコ。これを飲むのは初めてだ。ピノ・ノワール75％にガメィ25％といったセパージュの微炭酸モノ。こんな暑い日にはシュワっといっときたいものだ。今日は久々に赤…ってもロゼっぽい色合いだけど。 慎重に抜栓し、グラスに注ぐ。吹きこぼれ無し…よしっ！少し強めの泡、シュワシュワと勢いよく。イチゴやチェリー、野性味あふれる木苺やザクロも感じられる果実香。ほんの少し土っぽい要素も感じなくないかな。そして一口…先程グラスに注ぐとき勢いを感じた泡は、いざ飲むときれいに液体と一体になってる感じ。クリーミー…というよりは一体化している感じ。香りの時に感じたイチゴやチェリーの風味はしっかり。アセロラもふんわり。そして、甘い。結構な甘さだな。先程の果実に砂糖を加えしっかり煮詰めたじジャムのような味わい。 そうだ、ジャムだ。 酸味はほぼない。キュートなアクセント的な感じで欲しかったような気もするなぁ。何だか口の中にまとわりつかんばかりの味わいかな。炭酸も液体の中にしれっと溶け込んじゃってるし。 食事とは…正直合わせづらいかな。牛肉と野菜の炒め物はまぁ合う。カプレーゼも…合わなくもない。ただ、ゴーヤはアウト。口の中でちょっと小競り合い。 単発で飲むと口の中をまとわりつくような感じ…やっぱ食事と合わせるのがいいのかな。ヴァンサン・トリコはホント大好きなんだけど、ジュー・ド・フェットは…嫌いじゃないけどリピート厳しいかな。あくまで主観だけど。 それとも僕の飲むシチュエーションがまずかったかな？なんとも言えないなぁ。ごちそうさまでした。

カリヤカ・ズノリ