急遽招集されたワイン会の⑥本目。 今回最南端のグラン・クリュは私が持参したエマニュエル・ルジェ・エシェゾー2008。 若干ブリック掛かった透明感のある綺麗なガーネット。フレッシュな赤果実ですが、どこか凝縮感もある風味。色調からは想像できない果実の厚みに、酸も程よく行き渡り、とても長い余韻へと。正しく開ききらないパワーとミネラル感を感じ、余韻にはヒートさえも感じました。次第に落ち着き始め、パワーの中に潜むエレガンスがルジェらしく、飲むたびにただただ微笑んでしまうのです。リリース時に比べて、若干強い酸味を感じ、閉じ気味の状態でした。 グラン・クリュは値段、評価、期待値、希少度と全てがお高いのですが、久しぶりに一度に幾つものグラン・クリュを頂くことが出来て、色々と改めて思うところがございました。

Marcassin

なんとも素晴らしい会でございますね。 唯一無二であるグラン・クリュの飲み比べ、恐れ入ります。 そろそろ2008行けるかと思っておりましたので、大変参考になりました。

vin-be 1.1

vin-beさま ありがとうございます。 今回頂いた中では、デュージェニーのクロ・ヴゥージョが多分一番複雑で、今飲んでも美味しいと思いました。特に私はルネ・アンジェルのワインが大好きでしたので、思い入れもございました。 ルジェのエシェゾーは素晴らしいポテンシャルで、エシェゾーとしての酒質がとても好きです。 バシュレも次いで素晴らしく、最良に開いた時にも頂いてみたいと思いました。

Marcassin