『No.375 夏の終わりのシュワシュワ』 8月も今日でおしまい。世間の子供達の夏休みは週末までだけど。 娘を保育園に迎えに行き、家路に着くと、確実に日が落ちるのが早くなってきたなぁ...なんて思えてくる。暑いのが苦手なので、夏はあまり好きではないのだが、夏の終わりの夕暮れは好きだったりするのである。 ...で何？って言われそうなので、枕はおしまい。本題へ。 そんな今夜の夕飯は… ・ビスク風ライス ・フライドチキン ・ブロッコリーのゴルゴンゾーラソース和え ・カマンベールとレタスのサラダ ・野菜スープ ・ご飯 そして今夜はイタリアのコスタディラのビアンコ・ディ・コッレ・トレヴィジャーニ 450　をお供に。グレッラ100%のシュワシュワ物。もう、これは良いでしょ！夏の終わりに良いでしょ...って話。王冠を開け、グラスに注ぐ。 それでは香りの方を...といきたいとこだが、グラスに注ぐとシュワシュワーっと綺麗な泡立ち。いいなぁ...あ、改めて香りの方を...ほぉ、はいはい、ふわっと香る柑橘系の香り。どことなく若草が茂るような草原のニュアンスも感じたりして。そして一口...うん、思った通りの...いや、思っていた以上に美味しいな、これ！ まず気持ちいいくらいのシュワシュワ感。喉を気持ちよく通っていく。そして味わいだけど、まず感じるのがレスカ感！ほんと大人のためのレスカだなぁ。レモンを丸かじりしたような風味が口に広がる。最初に感じる酸味やフレッシュさの後に感じるのが、ほろ苦さというか香ばしい感じ。 だからかな？飲んでて全然飽きないんだよなぁ。今日の食事とも合うなぁ。ビスク風ライスやチキンにももちろん合うし、ゴルゴンゾーラをかけたブロッコリーにも意外と合うのがなんだか嬉しい。 はじめのフレッシュさから中盤に差し掛かるとやって来るクリスピーさと、コリッとしたミネラル感が実に絶妙かな。兎にも角にも夏の終わりにいい感じな...そんな一本。

カリヤカ・ズノリ