シンプルで肩の力が抜けた出来。 フラネオールが強めのレトロネーザルが強い個性。 飾りっ気、化粧っ気が全くないすっぴんのPN。 酵母はRC212。ポリフェノールの抽出と保護に優れた酵母らしく、確かに色合いがしっかりしていてタンニンの強さもありストラクチャーがしっかりしている。もちろん酵母の特性だけによるものではないだろうが。 似たスタイルのベクトルの延長線上に、この産地より200kmほど北で作られている、カーリーフラットのウィリアムズクロッシングがある。そちらはほぼ自然派のワインだが。 この、拘りのない上質というスタイルは、ちょっと面白い。ハイエンドラインのタスマニアPNがどういうスタイルなのか、いずれ探ってみたい。 名刺としての普及キュベの役割をしっかりと果たしているワイン。

m.shingo

2日目はアロマがかなり抜け、アルコール臭が目立つように。

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